カテゴリ:▼ 私立中学受験
にほんブログ村 せっかく3,4年生のときから中学受験塾に通っていたのに、 受験することを途中でやめてしまう子がいます。 私の周囲・・娘と息子が受験した数年前のことと、その下の学年の情報を聞くと、 途中リタイアする子は6年生でやめるという子が圧倒的に多いです。 これまで塾についやした月日の長さを考えると、ほんとにあと少しというときなのですが・・ これは少なくとも私の知る範囲では、毎年繰り広げられている光景のようです。 ★ ★ ★ ★ 上の子が受験生だったとき、6年の秋になってそれまで塾内でそこそこ優秀な成績を取っていた子が、神経性のナントカで身体を壊したからやめる、と聞いて私は耳を疑いました。 我が息子は6年春からの駆け込み組みで、模試も底辺+アルファくらいの偏差値しか取れていなかったのですが、それでも受験日までになんとか志望校レベルの学習を攻略しようと、ただひたすら勉強をこなしていました。 受験当日に間に合うか間に合わないか微妙だったのですが、とにかくやってみるだけだと腹をくくり、取り組んでいたのです。 秋はまさに正念場でしたから、わき目を振る余裕はありませんでした。 そんな我が家にはうらやましいほどの優秀な成績をおさめていた子が、 今更どうして??入れる学校、山ほどあるのにねえ、と当時は不思議でなりませんでした。 しかし自分の娘がやはり6年生の秋になったとき、 私はそのときやめた親御さんの気持ちを思い知ることになりました。 ある日、娘がごく常識的なことを、まるで小さな子供のように聞いてきたのです。 「体のなかで栄養とか酸素を運んでいる液体って何?」 と。 私は一瞬、娘が冗談を言っているのかと思いました。 (娘は大人しく聞き分けの良い子で、冗談を飛ばす性格ではありません) 「血液じゃないの。当たり前でしょ。なんでそんなこと聞くの?」 と言うと、 「血液・・そうだよねえ。血液・・」 と実感がわかない様子。 聞けば、学校の理科のテストでそれが出て、点数がぜんぜん取れなかったとのこと。 中学受験勉強で、その何倍も難しい勉強をこなしているはずの娘が、誰でも100点取れて当たり前レベルに設定してあるはずの、学校のテストを外すとは・・。 その後、娘の部屋で塾の小テストを片付けていたとき、私はほとんど解答欄が真っ白なものをいくつか見つけました。 社会の先生の赤い字で「やりなおし!」とだけ書かれているもの、理科の先生の赤い字で「次は40点を目指そう!」と書かれているもの・・。 私は娘の中で起こっていることの見当がついて青ざめました。 そういえば娘はその一件の直前の模試のとき、 「今日のテストの社会は、今まで一度も習ったことがない問題が出た。」 と言いました。 「まさか。もう受験の範囲は全部勉強が終ってるんだよ?そんなはず、ないでしょう?」 と言うと、 「絶対に知らない。見たことも聞いたことも無い問題だった。」と頑固に譲りません。 「そう。じゃあまだ勉強に穴があるのかな。あなたは理社を始めたのが遅かったから仕方が無いね。あとで見直しをしよう。」 とその場は納めたのですが・・。 私は悩み始めました。 毎日泣きもせず文句も言わず、あきらめたような顔をして大量の宿題に向かう娘・・ お休みがあるとまるで疲れ切った休日の会社員のように、半日でもベッドで眠る娘・・ 娘の記憶のシステムはあきらかにおかしくなっていました。 6年秋。受験は目前だというのに・・! あせって娘の勉強に張り付き、少し難易度を落とした問題を・・と、解答を選択式にして口頭で出題すると、娘はランダムに数字を発しているとしか思えない状況・・。 私はこんな状態で受験当日、娘が歴史と地理が融合された難しい問題や記述問題を解けるとはとうてい思えませんでした。 秋に出版される、今年の時事問題用テキストの暗記もこのままでは、始めることができません。 娘の異常に悩んだのは、今振り返ると2週間くらいだったでしょうか。 その間、私は娘に受験自体をやめさせるべきか否か、ずっと考えていました。 娘への、中学受験という選択は、人生で一番の大きな見誤りだったのではないか、と。 息子の塾で6年秋に辞めていった子のことも、思い出されました。そして受験直前にリタイアすることを決め、お子さんを自由にしてあげた親御さんの気持ちも・・。 成績をそこそこ取っていたお子さんの親御さんが、受験自体をあきらめたのは、その親御さんがその子を愛していたからだと思いました。 そんな親御さんに比べ、私は、でもここまできたんだし、最悪の場合はなんとか2科受験の学校だけでも受けられないか、と思っている・・。 私は娘を地獄に落とす気なのか。 親として正しい姿はどっちなんだろう。 いや、娘にとってもっとも良い選択はどっちなんだろう・・ 私は眠れない幾晩かを過ごしました。 その後、私は幸運なことに、何人かの受験終了組の方に、6年後半には勉強が詰まってくるので、このような記憶の混乱が起こることがある、というお話を聞くことができました。 1ケタの計算がわからなくなったり、簡単なはずのカタカナを鏡文字に書いてしまったりすることまであるそうです。 そして、そんなときは焦らず休ませてあげたほうがいい、というアドバイスを貰いました。 私は「こうする」と決めていた勉強をリセットし、しばしの休息を持つことにしました。 朝勉強(毎朝計算・漢字1ページ)だけはそのまま習慣で続けていましたが、課題を追いかけることをやめ、2人でショッピングに行き、他の家族にはナイショでこっそりケーキを食べに行ったりしました。 その期間はほんの一週間ほどだったと思うのですが・・ 私と娘はその後、自然に受験に向かう生活へ、ふたたびするりと戻ることができました。 とはいえ、娘は苦手な分野をたくさん残した、不安な受験生に戻った程度でしたが・・。 しかし私にとっては出口の無い暗い迷路から、からくも脱出できた瞬間でした。 当時、娘が自分自身のことを少しもおかしいと疑わず、そんな姿を私が不安な気落ちで見守っていた期間は1週間ほど、そしてゆっくりリセットし、元気になるまでにかかった時間は、1週間ほどでした。 リセットのための1週間が終わり、徐々に元気を取り戻した娘にホッとした私は、精神的にどん底だったこの2週間を振り返りました。 振り返ってみると、あんなに苦しいと思っていたときが、ほんの数日前の出来事だったとは、信じられないことでした。 私はこのとき、それだけの短い期間を何ヶ月にも感じるほど、気持ちもカリキュラムも、これまで分刻みにびっしりと日常の中に詰め込まれていたのだ、ということに気付きました。 私は、時間を無駄なく使って目標を達成しようとするあまり、知らないあいだに視野がとても狭くなっていたのです。 時間に対する認識が、非常に短いスパンでしか・・つまり、すぐ近くの未来しか見えず、長い目で自分達が抱えた状況を見ることができなくなっていたのです。 あのとき、残された受験準備期間は、短いと思えば短いし、長いと思えば充分に長かった。 娘は何年もかけて受験準備をしたのだから、ある程度はすっぱり勉強を休んでしまったって大丈夫な、勉強の蓄積、厚みがあったのです。 それなのに私ときたら、悩んでいるあいだ、受験までの残り時間を減っていく砂時計の砂を見るような思いで焦り、どうやったら軽いスケジュールにして毎日の勉強の負担を減らせるか、それができない状況なら、もうやめさせてあげなければいけない・・と思い込んでしまっていたのです。 私と娘は確かに、しばらくお休みして、頭を冷やすべきでした。 そしてそれからゆっくり結論を出しても、じゅうぶんに間に合いました。 あのときの先輩お母さんたちからいただいたアドバイスは、的確でした。 追い詰められた精神状態では、冷静な判断をすることは難しかったのです。 受験が無事終ったとき、 「あのとき熱くなった頭で、『受験をやめる』と決めなくて良かった」 と思ったり、 「娘があんなにひどい状態になってもやめさせてあげられなかった自分は、やめさせた親より決断力が無い、薄情な親だ」 と思ったりしました。 娘は今、第一希望の私立中学に通い、充実した毎日を送っています。それ以外の人生を今ここで想像するのは難しいことです。 私は今でもあのときの判断が良かったのか、悪かったのかはわからないと思います。 公立中学に進んで、娘が奮起したか、萎縮してしまったかは、どんなに想像力をめぐらせてもわかりませんから・・。 私は、もしかしたら、ここを読んでいる方の中に似たような状況で悩んでいる方がいらっしゃっるかも知れないと思い、私が当時、先輩お母さんたちにいただいたアドバイスをここに書き残したいと思いました。 悩んでいる方の置かれた状況はさまざまだと思いますので、問題解決の答えにはならないかも知れません。 すぐにすべてをやめるべき子もいると思うし、娘のように少しのリセット期間で切り替えられる子もいると思うので・・。 私たちのこの経験が1つのケースとして、誰かの参考になると幸いです。 【追記】 我が家の上の息子は、6年生になってからの駆け込み受験でした。 上の子が中受に踏み切ると決めたとき、私は今後書類作成等の迷惑をかけることを考え担任の先生にそのことを報告したのですが・・。 後日、息子は学校で担任の先生に 「中学受験することにしたんだって?じゃあ、みんなと一緒に6年生最後の思い出作りはできないね。」 と言われたそうです。 そのとき息子は 「僕が選んだ道じゃない。親の考えで受験するのに、思い出が作れないなんて、ひどい!」 と喉まで出掛かって・・でもその言葉をぐっとこらえたそうです。 息子は「思い出が作れない」と大人にバッサリ切られたら、 返す言葉がなかったのだと思います。 当時息子はまだ11歳。 少ない自分の人生経験から、受験生でも本当に思い出作りができるのか、 それとも本当に先生の言う通りなのか、 切り返す根拠がありませんでした。 息子がこの話を私に伝えてくれたのは、 受験が終ってずっとあとの、中学2年生の終わり頃のことです。 彼はその当時、そんなことを言われたなんて、私にはおくびにも出しませんでした。 今、なんとなく勉強をする気がおこらず、ゴロゴロしているお子さん、 無口になって「受験やめたいな」、とぽつんと口に出すお子さんがいらっしゃったら・・ お母さんたちにお伝えしたいことがあります。 お子さんは、学校で、お母さんにはとても言えない、精神的に厳しいものを味わっているかも知れません。 受験生である自分に、心をくだく親の気持ちを慮って、また、親にこぼすのは思春期のプライドが許さず、隠していることがあるかも知れないのです。 外面的にみて、やる気が出なくて頑張れないとき、もしかしたらそんな何かを心の中に一生懸命封印して疲れてしまったのかも・・と想像してあげて欲しいなと思います。 息子が親を心配させまいと、頑張ってひとりで自分の心を守って黙々と勉強をしていたのに、キイキイとうるさく、思いやりの無い言葉を飛ばしてしまった当時の自分への反省を込めて、このことも記しておきたいと思います。 ↓ ↓ ↓ にほんブログ村 にほんブログ村 ありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[▼ 私立中学受験] カテゴリの最新記事
受験は親にとっても修練の時間なのですね。
そう思いました。 受験を途中でやめてしまった方々は、また新たな道を探してがんばってるんでしょうね。 何が正しいのかなんて決められないです。 (2007/04/13 07:19:02 PM)
修練・・うん、そんな感じでしょうか。
中学受験はきっと特殊な世界なんだと思います。子供のタイプによっては、親が関わらないと、スケジューリングや苦手つぶしができない子もいますから。うちのメイはまさにそのタイプでした。 高校受験ともなると、ほうっておいても勝手に自分で勉強します。勉強をやらない子の場合、親が100回言い聞かせても、絶対やらないで通してしまう子もいるみたいですが・・。 ようは、親の苦労が減るぶん、コントロールも効かなくなるってことなんですよね。でもそれは正しい姿のような気がします。勉強をしないで招く結果が自分に返ってくるだけのこと。失敗も成功もおおらかに見守れる高校受験にシフトさせられる親御さんは、私なんかよりずっと度量が大きいのだろうと思います。子供への愛情も深いんじゃないでしょうか。 高校からトライとなると、より専門的な分野の学校を選ぶことができます。 たとえば英文科のある学校とか、数学科のある学校とか・・。 思春期に、好きな分野を見つけて、そのことをより深く勉強できる高校を探すのも、けっこう面白いと思います。 高校受験にもいいところはいっぱいあります。 (2007/04/13 11:33:53 PM)
私は中学受験はしていないのですが、大学受験のための勉強をしていた時に、自分のキャパを超える量の情報を頭に詰め込もうとしたせいか、脳が拒絶反応を起こしたことがあります。具体的に言うと、どこかで歌を聞くと、それが自分の意思とは関係なく何度も何度も頭の中で再生されてしまうのです。かなり疲れていた時のことでした。
大学受験でさえそういうことが起こるならば、もっと小さな子どもたちは、遥かに大変なのでしょうね。うちの子はまだ小6ではありませんが、もし子どもが受験間際に疲れていたら、しおんさんみたいに一度休ませてあげる余裕を持ちたいものだ、と思いました。 (2007/04/14 09:46:14 AM)
初めまして。
我が家でも つい先日塾からもらってきた日進の予定表を見て まず母が「こんな長い時間大丈夫なんやろか」と不安になりました。子供はまだ実感もないせいかやる気満々です。私の近くにも精神的に疲れて高校で頑張った方、同じ塾には、せっかくのクラスupを「進度が速すぎるから」と下のクラスに戻られた方がいらっしゃいます。どちらのご両親も子供の一番を考えての決断だと思います。私も娘のちょっとした変化に気づいてやれる様にしたいと思いました。良いお話をありがとうございました。 (2007/04/14 11:04:38 AM)
そこまで真剣に何時間もやっている状態ではない今
その話を伺って、良かったです・・ とても上手に受験を終えられたと思っていました・・・現実はやっぱり色々あるのですね・・・ きっと、そこまで追い詰めてしまうかも知れないですね・・・ 秋ごろもう一度この話題に触れてください・・・ ありがとうございます・・・ (2007/04/14 06:45:11 PM)
コメントありがとうございます。
キャパ・・確かにその言葉がピッタリですね。 中学受験で一番怖いのは、子供がそんな状態になってしまうときは、親も同じくらい疲れて、ギリギリになってしまっていることがある・・ということだと思います。 なんでも自分でサクサクこなして受験まで一直線、という子は別ですが、幼い感じの子だと親もそれに合わせてやることも増えますから、そうなることが多いのではないでしょうか。 子供のことをゆったり見守れることと同時に、自分自身も追い詰めないよう、時々生活を振り返って注意したほうがいいかもしれないです。 (2007/04/14 10:01:16 PM)
コメントありがとうございます。
塾のスケジュールは終盤頃にはとんでもなく詰まったものになりますよね。 我が家では、ピアノと地元スポーツチームのクラブを、なんとかやめずに受験まで続けたいと思っていましたが、ピアノは5月、スポーツは7月にやめるしかありませんでした。 夕飯も塾で食べる日ばかりだし、帰ってくると深夜・・。本当にぎちぎちのスケジュールで大変だと思いました。 土日は模試や補習、学校見学など、まさに「受験中心」の生活ですが、お子さんが「やれる!」と気持ちが乗っているときは、うまくおだてて学習を進めておくのもテだと思います。 そして困ったときや行き詰ったときに叱咤激励するだけでなく、寄り添って話を聞いてあげられれば、お子さんもまた頑張って走り出そうという気持ちになれるのでは・・と思います。 ゆみやんさんも、どうぞ頑張ってくださいね! (2007/04/14 10:10:04 PM)
コメントありがとうございます。
我が家の受験は普通の受験だったと思います。 「偏差値37の我が子が、駆け込み受験で慶應へ。親は何もしないのに・・」などの、ミラクルな話題や、「我が子の成績を伸ばすため、驚異のサポートをした」という夢のような話題もありません。 普通のお母さん(=算数&社会苦手)と、普通の子供たち(=苦手科目有り、自己コントロール不得意)が過ごした、普通の受験体験談だと思います。 それだけに、私たち親子と同じようなことに躓く人の参考になる体験談を残せるんじゃないかしら・・と思うわけです。 失敗談もありますが、不器用ゆえに工夫して乗り切ったところもありますので・・良い点悪い点、色々まざっている日記ですので、取捨選択していただけると幸いです。 yasukohatensiさんはご自身を振り返りながら日々を過ごしていらっしゃるように拝見しました。 私みたいなとんでもない追い詰め方は、きっとしないと思いますよ。^^ (2007/04/14 10:22:35 PM)
しおんさん はじめまして。
この日記を今、読ませていただいたことを感謝します。 時折、がんばっている娘の姿が機械仕掛けの人形のように見えることがあります…。 一緒に、空を見上げて、深呼吸する時間を持ちたいと思います。 ありがとうございました♪ (2007/04/14 11:22:34 PM)
はじめまして。
貴重なお話拝読できてよかったです。。 6年秋ごろ、飽和状態になるという話は聞いたことがありましたが、ここまで具体的なことは知りませんでした。そうか。。鏡文字ってとこまでいく事もあるのですね。 時間を有効に使わなくちゃ!とわたしも最近、とみに視野が狭くなってきていると思います。 自戒しなくてはいけないことがたくさんあります。 すごく参考になりました。ありがとうございます。 (2007/04/15 02:38:00 AM)
コメントありがとうございます。
お嬢さん、がんばっていらっしゃるんですね。コメントから、その姿を見守るお母さんの不安な気持ち、拝察いたしました。 我が子のことを振り返ってみると、一生懸命集中しているときもあったのですが、塾の宿題を開いたままぼんやりと空間を見つめているときもありました。 きっとすごく、生活に疲れていたんだと思います。 それなのに私はそんなとき、娘のことを「ぼけっとして時間を無駄にしている!」とイライラしていたのです。 今思えば、自分の精神が恐ろしいところまで行ってしまっていたんだなあ、と思います・・。 子供の心に詳しい人に、一生懸命集中したあとは、脳は情報を整理するために休もうとする、と聞きました。 適度に休むことは脳のために大切です。そして心のためにはもっともっと、すごく大切なことなんだと思います。 娘は今思えば、夏休み頃から少しずつ勉強の能率が悪くなってきていました。つまらないワークに何時間もかかったり・・きっとそれが、子供のSOS信号だったのだと思います。 私はだめなサポートお母さんでしたが、りりこmamaさんは、こうやってネットから情報を集めているみたいですし、きっと大丈夫だと思います。 これからも頑張ってくださいね。 (2007/04/15 06:27:53 AM)
コメントありがとうございます。
6年生になると、勉強のスケジュールがギッシリ詰まってきますよね。 私は早い時期から穴埋め対策を始めなかったので、秋から子供に苦労を強いてしまったかもです。理科社会などは、夏休み前に私が子供と話し合い、苦手攻略に着手すべきだったのでしょう。私は塾の夏休みの苦手対策講座に入れれば大丈夫だろうと信じていたんです。それが間違いでした。(ぜんぜん役に立たなかった・・何も変わらなかったです・汗) 結局、子供を見てイライラしていたくせに、本質という点でちっとも子供のことを見抜けていなかったのが、子供に負担を強いた原因だったと思います。 NやIの事情はわかりませんが、Yの教材では、秋以降の、3年分の勉強を一気に駆け巡るあたり(9月の模試以降から10月後半くらいまで)で混乱する子が多いらしいです。子供はこれまでの学習の中で、すっかり忘れているところがぼろぼろ出てきて、宿題や補習も詰まってきます。過去問の着手も始まりますし・・。 その頃は特に気をつけてあげてくださいね。 子供が何も自分の異常に気が付かない姿は、本当に怖かったですから・・。 (2007/04/15 06:43:36 AM)
はじめまして。
六年男子の子どもを持つ者です。 いよいよ受験生として扱われだし、これまでとは一段違う厳しさに、親子ともに戸惑っています。 体験に基づいたお話、とても参考になりました。 よいリセットをしてあげるためには、 母の観察眼も大切なのですね。 (2007/04/16 07:12:06 PM)
コメントありがとうございます。^^
sweetvirginiaさんのお子さんは、いよいよ最終学年なのですね。きっと時間割の多さにびっくりしている頃だろうとお察しします。^^; 我が家では、「ピアノは受験期間中もやめない」と思っていたのですが、ちょうど今頃、受験塾のスケジュールの詰まり具合に限界を感じ、ピアノは5月でやめました。 模試や学校見学の予定も入ってくるので、土曜日でも友達と遊べず、娘の心の支えは塾のお友達でした。(少なくとも塾のお友達は、休日のスケジュールが合いますから。) あとは、学校見学に塾のお友達と出かけ、帰りにショッピングとか、うまく息抜きをするよう、工夫しました。 なかなかきつい1年だったのですが、子供は学校で友達と遊んだり、交換日記を付けたりして、しのいでいたようです。 我が家の一番の失敗は「塾を過信したこと」でした。 夏休みの苦手対策講座で穴埋めができると信じていたんです。しかしそれは効果ゼロでした。そのため、秋から一気にやることが増えてしまったんです。 子供をあまり追い詰めないためにも、早めの穴埋めをお勧めします。たとえば読解の苦手な子は、攻略には遅くとも6年6月には始めないと間に合わない、とあとで聞きました。 負担を緩やかにするために、余裕のある今のうちに、コツコツ勉強できる苦手攻略のスケジュールを組むことをお勧めしたいです。 (2007/04/16 09:45:48 PM)
貴重なお話聞かせていただきました。
いつも、文章力のある方だな~と感嘆の思い出読ませていただいています。 特に長男さんが6年からの駆け込み受験と聞いてとても参考にさせてもらっています。 現在長男は小5で、この夏から塾に通いだしました。 通塾に時間がかかるということもあって塾のある日は、どうしても就寝が12時近くになってしまいます。中学受験は、親子ともども、肉体的にも精神的にも大変ですね。5年からのスタートでよかった私は正直思っています。親の私の体力が持ちませんから。 (2007/10/25 08:17:19 PM)
こんにちは、olive 2006さん。コメント&お褒めのお言葉を、ありがとうございます。ただ長いだけの日記だと本人は思っているのですが・・。^^;
息子さん、5年生からの通塾なんですね。 今、高校2年の我が家の長男が受験勉強をしていた数年前、Eゼミでは、どんなに早くても新4年生からしかクラスがありませんでした。 また、息子がお世話になった小さな塾では中学受験コースは新5年生から始めるクラスと6年春から始めるコースの、2つしか無かったのです。 そしてその学習のスケジュールは、とてつもなく無理なものではありませんでした。 当時はそのくらいで受験勉強に入ることが普通だったのです。 今、塾は受験勉強を始める時期をどんどん早めてクラスをいっぱい作っていますが、かつてはそういう流れがないなかで単元を習得してきたのだと思います。 ごく早いうちに受験勉強を始めた子に比べると慣れなどで色々大変かも知れませんが、子供のがんばりや意思の強さで乗り越えられないものではないと思います。 我が家でも、駆け込み受験の息子はかなり頑張っていました。そして彼の場合、時間対比、集中力がハンパでなかったと思います。(娘はテキストを広げてぼーっと宙を見つめていることもありましたが。^^;) 子供も大変だけど、サポートする親の苦労や心労も絶えないですよね。 短い時間で濃く勉強するのはエネルギーが要るかも知れませんが、どうぞ上手に休憩しつつ、頑張ってくださいね。 (2007/10/25 10:30:20 PM)
現在 小6の男児の母です
中学受験真っ最中 残り 100日をきった所です 日々 努力の中 息子の様子に変化が起こり とまどっていたところ こちらの記事を ある方から ご紹介頂きました 本当に 救われたような思いが致します 有難うございました もしよかったら この記事を 私のブログで ご紹介させて頂けたらな と思いました (同じような悩みを お抱えの方が沢山いらっしゃると思うのです) ご検討頂けましたら 幸いです http://sugidream.blog76.fc2.com/ 「夢に向かって ~中学受験奮闘記~」 です (2007/10/27 02:25:46 PM)
こんにちは、ポポさん。ご訪問有難うございます。
今はきっと一番の試練のときだと思います。大変ですね。 娘が私立中に入学した年の秋、娘のクラスの母の会があって、娘と友達になった子達のお母さん方とお話をする機会がありました。 そのとき、どのお母さんも、「去年の今頃は地獄だった」と話していました。春からの食事会のなかで、それまで誰もそんなことを言ったことはなかったのに・・。 季節が、ちょうど前年の受験前の苦しかった頃にさしかかっていたからなのか、やっと思い出話ができる心境になったからのか・・とにかく、その食事会では懺悔やら苦しかったときの思いやらがただただ語られました。 私は娘と一緒に受験に向かう日々を、苦しく孤独に戦ってきたと思い込んでいたのですが、こうして中学に入ってみると、実は遠くの空の下で一緒に戦ってきた子たちが、こうやって1つの学校に集まってきたんだ、と気が付きました。 ポポさんのお子さんの将来のクラスメイトも、きっと同じように苦しみながら日々を戦っているのではないでしょうか。 ポポさんもお子さんも、きっとひとりぼっちじゃないと思います。 お子さんがあまり思いつめないよう、ぶっちゃけこういう親子の実例(うちみたいな・・)があることを教えてあげるというテもありかな・・と思います。(←お子さんの性格にもよると思いますが) ポポさんのブログでご紹介というお話ですが、コピペで増殖させてしまうと部分を変えてしまうことが可能になり、記事が一人歩きするので、そういうのはご勘弁願いたいのです。 ここへのリンク(アドレス)をご紹介ということでしたら、いいですよ。 こんなダメ母の経験ですが、誰かのお役に立てれば幸いです。 (2007/10/28 01:03:36 AM)
早速の お返事 有難うございました
コピーは使わずに 記事にて こちらのアドレスを紹介 という形を取ろうとしてはおりましたが 何かと ご迷惑をおかけすることになってはいけないと考え直しました 無理なお願いをして 本当に申し訳ありません 悩み多き時期 どうにか 本番までに乗り越えたいと思います お心のこもった メッセージに感謝致しております (2007/10/28 10:56:08 AM)
お返事ありがとうございます。
私からの返信に「文章のコピペはしないでください」と書いてしまったことでお気を悪くされたか、もしくは過度に緊張させてしまったとしたらごめんなさい。 他人の記事のコピペをしないのは当たり前のことですが、今回は突然のお申し出だったため、ポポさんのネットのキャリアが解らなかったために、一応確認させていただこうと思いました。(ポポさんがネットマナーを勉強中のネット初心者の場合もあると思いましたので・・) そういうわけで私は過度に防衛心を働かせているわけではないので、アドレスのリンクなら何も問題ないと思いますが・・リンクを貼ることにしてもこの件に関してはなかったことにしても、ポポさんのお心のままにしていただいてけっこうですよ。 我が家ではもう過ぎたことなので、別に誰に見られても問題ないことですので・・そのことだけはお伝えしておきます。 お気楽にお考えいただいて大丈夫です。^^ ポポさんと息子さんに、早く心安らかに思える日が訪れますように、お祈りしております。 (2007/10/29 08:26:40 AM)
初めまして、6年生の息子が中学受験予定です。
とても参考になる話ですね。 私も中学受験のブログ ttp://cgakujuken.seesaa.net を書いており、 6年生になってから受験をやめるケースが多いことを記事に書こうと思っていたのですが、この記事にリンクを貼らせて頂いても宜しいでしょうか? (2008/07/04 09:20:33 AM)
>初めまして、6年生の息子が中学受験予定です。
> >とても参考になる話ですね。 > >私も中学受験のブログ >ttp://cgakujuken.seesaa.net >を書いており、 >6年生になってから受験をやめるケースが多いことを記事に書こうと思っていたのですが、この記事にリンクを貼らせて頂いても宜しいでしょうか? ----- こんにちは、まるちばーさん。 ご訪問、ありがとうございます。 リンク、OKですよ。文章・画像の持ち出しは困りますが、リンクでしたらご遠慮なく。 ただ、この記事はあまり新しく無いですが・・。 当時はブログを作成する技術が低かったので、行間もいじれなかったのです。読みにくくてすみません。(行間だけでも直しておきます) 中学受験の記事にかんしては内容が古いのでご注意くださいね。 現役さんの情報は、鮮度が命だと思いますので。 それでも私たち親子の経験が、何か参考になりましたら、幸いに思います。 (2008/07/04 11:34:50 AM)
はじめまして。
中学受験予定の5年生の子供を持つ者です。 貴重な体験談を読ませていただきありがとうございました。 脳が飽和状態になってしまうことがあるのですね。知らなかったら、子供が壊れたのかと親もパニック起こしてしまいそうです。 5年の我が子はまだまだのんびりしていますが、これから1年半、過酷さを増していくときに、教えていただいたこと、参考にさせていただき乗りきっていきたいです。 (2008/07/04 01:16:30 PM)
>はじめまして。
>中学受験予定の5年生の子供を持つ者です。 > >貴重な体験談を読ませていただきありがとうございました。 >脳が飽和状態になってしまうことがあるのですね。知らなかったら、子供が壊れたのかと親もパニック起こしてしまいそうです。 > >5年の我が子はまだまだのんびりしていますが、これから1年半、過酷さを増していくときに、教えていただいたこと、参考にさせていただき乗りきっていきたいです。 ----- こんにちは、きくこmamaさん。 ご訪問&コメントを、ありがとうございます。 この日記はかなり古いのです、ごめんなさ~い(汗)。 日記の中身をいじったら記事がテーマにあがってしまったようです。でも参考になると言っていただけて、よかったです。 中受最終段階でも、何でもない子は何でもないみたいですよ。脅かしてしまったらごめんなさい。(^^); 私の日記のカテゴリーにある「中学受験」の内容は数年前のものなので、もし他記事を読むことがありましたら、ご注意くださいね。 (※中受情報は鮮度が命ですから。) あと1年半、頑張ってくださいー★ (2008/07/04 02:55:17 PM) |
|
Comments
須賀惣太郎@
Re:◆アオサギ~不気味に増える、大型の鳥。(06/12)
やっぱり増えている感じしますよね。 私が…
ポールワトソン顔面粉砕太郎@
Re:◆ LUSH と シー・シェパード について(01/02)
LUSH日本支部の意思に拘わらず売り上げは…
みやの@
Re:●ハムスターの死(舌の腫大という奇病)●(01/16)
はじめまして 私は今約1歳半になるプティ…
ムッティ@
Re:●ハムスターの死(舌の腫大という奇病)●(01/16)
こんにちは。 我が家のハムスターが今週末…
にふら@
Re:●ハムスター&砂ネズミの床材、試行錯誤。●(02/13)
スナネズミを飼い始めた者です。 ハムスタ…
クロエ@
Re:●ハムスターの死(舌の腫大という奇病)●(01/16)
昨年9月に生まれた、初めてのハムスターを…
ぷり県@
Re:◆梅が咲く、早春の靖国神社へ。(02/05)
古い記事にメッセージを失礼します。靖國…
しおん★☆@
Re[1]:◆オープン前のメッツァビレッジへ。訪問レポ(11/09)
ふぁみり〜キャンパーさんへ 私が見た現…
しおん★☆@
Re[1]:◆オープン前のメッツァビレッジへ。訪問レポ(11/09)
HANG ZEROさんへ そうそう、このカップの…
ふぁみり〜キャンパー@
Re:◆オープン前のメッツァビレッジへ。訪問レポ(11/09)
キャンプ場もあるんですか・・・ 確かにキ…
|
今日は金曜日、カレ…
New! あけやん2515さん
上皇后陛下のお言葉 New! seimei杉田さん 山吹八重の花 春の小川7768さん 水原一平の犯した罪… 方向音痴4445さん あい日記☆四足歩行の… ひなのん4308さん 螺旋階段をおりている 左一さん |