テーマ:こわーいお話(348)
カテゴリ:▽ 怖かったこと・・
先日、家電品店で新しいデジカメを買いました。カシオの EXLIM EX-Z1080 という商品です。 楽天市場で調べてみたけど、同じのは売って無いみたい。 品番から察するに、これ(↓)の後継機なのかな? ![]() カシオ デジタルカメラ EX-Z1050(シルバー) これまで使っていたPENTAXの「オプティオ」は、昨年のGWに買ったもので、使い始めてまだ1年ちょっとしか経ってないのですが・・ 保証期間1年がぴったり過ぎたところで、バッテリーを押さえる小さなプラスチックの留めが折れました! つまり、これまでのように格納したのでは、バッテリーが飛び出してしまう、ということ。 あまり高いデジカメではなかった(=500万画素)ということもあり、直すお金を出すのも億劫・・ということで、バッテリーを中心に輪ゴムできつく巻いて使ってます ![]() 見た目はともかく、とりあえずこれでバッテリーは固定できるので、問題なく画像は撮れますが・・。 今どきの家電品やデジタル製品って、寿命が短すぎやしませんか?! まあ、今回デジカメを買うことになったのはオプティオが壊れたから、というより、 我が家の長女と長男が同じ日にデジカメを使うことが多々あり、毎回取りっこになっている、という事情があったからなのですが。 先住のオプティオは、500万画素という、長男のケータイ並みの性能しかないものなので、 新しいデジカメは1010万画素のハイレベルなEXLIMにしたのですが・・・ 長男には、 「そんなに画素数の高いものは要らないんじゃない?母さんには宝の持ち腐れかもよ。」 と言われてます ![]() ところで、この新しいEXLIMというデジカメ、これまでのカメラには無かった性能があります。 それは、「顔認識機能」。 (え~!これまでそんな機能も無いデジカメを使ってたの?!というツッコミは無しで。) この機能のおかげで、人物がフレーム内に入ると、すばやく顔の部分に「顔」を認識したときに表示される□(四角)のマークが出て、写真がとても撮りやすくなりました。 二人の人物がフレーム内に入ると、四角い「顔認識」マークも2つ、表示されます。 この□(四角)に一瞬でピントを合わせてくれるEXLIMのおかげで、最近は間違いの無い綺麗な写真が撮れるようになった・・というわけです。 さて、そんなわけで、私は新しいデジカメに慣れようと日々持ち歩き、散歩のときや日常の色々なシーンをこまめに写真に撮るようにしていたのですが・・ あるとき、このカメラを使っていると、とても奇妙なことが起こるのに気付きました。 それは、私がカメラを向けた風景の中に誰もいないのに、なぜか「顔認識」の□(四角)マークが表示される瞬間があること。 私のブログをいつも見に来て下さっている方はご存知かも知れませんが、私は木々がうっそうと生えている森の風景や、花々を写真に撮ることがあります。 その写真の多くは、フレーム内に人物がいないものです。 それなのに・・・誰もいない茂みに向けてカメラを構えているにもかかわらず、 なぜかフレーム内に唐突に「顔」マークが出現するのです。 私は気味が悪くなりました。 誰もいないじゃん。 顔なんて、どこにもないよ? EXLIMくん、君には、私には見えない誰かが見えてるの・・? 私はEXLIMの不気味に鈍く光るボディを、そっとなでました・・・。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 数日後。 この「誰もいない風景のなかに突然、□(顔)マークが出現する」という奇妙な現象のからくりがわかりました。 料理の手順を画像に残そうと テーブルの上の食品を撮っていて気付いたのですが・・ とにかく、下の写真を見てください。この写真で「顔」マークが出現したのです。 (↓) ![]() posted by (C)しおん ・・・このとき、「顔」認識マークが出現したのは、 画像の一番下列・右から2番目に映っているキュウリの輪切りの中心部分に対して、でした。 (完全なマルに近いやつです) 私はここへきて、やっと突然顔認識が表示される理屈を理解しました。 つまり、フレームに入った情報のうち、「顔のようなふちのなかに、見ようによっては目鼻に見えないこともない程度の点がいくつか(3つか?)」認められると、それはEXILMにとっては「顔」という理解になる、ということです。 EXILMくんの人工知能は、このキュウリの輪切りにたいして「これって顔だよね!」と思い込み、必死で1枚のスライスしたキュウリにピントを合わせようとしていた・・ということだったのですね。 ある意味、EXLIMくんには、私には見えない誰かが、確かに見えていたわけです。 私は、デジカメがマジで霊魂にピントをあわせようとその存在を捉えているのかも・・と思っていた自分に、苦笑してしまいました。 問題のキュウリの輪切りの中心部分・・よ~く、見てください。 ![]() ・・確かに、うつむいて目を伏せ笑っている、少女の顔のように見えるかも。 EXLIMくんの、生真面目過ぎる観察眼と早トチリっぷりには、 怖さの反動もあって、脱力する可笑しさを感じました。 ・・・このカメラ、想像力たくましい奴だなあ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() そんなわけで。 その後、EXLIMが木々の間などの曖昧に混んでいる場面で「顔」マークを出現させるたびに、私は「どれが人に見えるの?」と思わず声に出して聞きながら、モニター画面を食い入るように見つめるようになりました。 もちろん、「あ、すみません。やっぱり違ってた!」と2度とミスを見せてくれないことが多いですけどね(笑)。 多くの「心霊写真」と呼ばれるものは、その場にあるものの偶然の配置の都合で、たまたま人の顔に見えてしまう、というパターンが多いそうですが・・ そのからくりを、身を持って体験できた気がしました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「な~んだ、面白くない。本当の心霊写真が撮れた話ではなかったの?」という方のために、 本当に怖かった写真体験日記へ、リンクを貼っておきます。 以下は1昨年の記事で、もちろん実話ですので、怖いのが嫌いという方は、読まないよう、お願い申し上げます。(↓) 「クリスマスツリー」の記事へ跳ぶ
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