(※この記事は、民主党の当初の主張(ウィキペディア『選択的夫婦別姓』A案)をもとに書きました。現在の法案の内容とは異なりますが、民主党はまず夫婦別姓法案を成立させた後、段階的にA案(子供たちが別の苗字になれる)に改正する危険性もあると私は思っています。)
非常に気になるニュースがあがってきました。
「選択的夫婦別姓」法案です。
民主党はこれまで長い間、夫婦別姓が選択できるようにすべき、と主張してきました。
日本でも国家として、中国・韓国式の姓名制度を認める、というわけです。
これが立法化されると、日本人が馴染んでいる「ファミリーネーム」という日本独自の家族文化が
法律の中から「特に守らなくていいもの」として、消えてしまいます。
1998年、この法案が民主・共産・社民一体で提出されると、自民党から
「家族の一体感を損ない、家族崩壊につながる恐れがある」などと強く反対され、
廃案となりました。
しかし民主党はその後もあきらめず、毎年この法案を国会に提出してきたうえ
今回の選挙前の政策集(裏マニフェストとも呼ばれる、国民に広く知らされない政策集)にも
この改正を「早期に実現する」と宣言していました。
今回、民主党は、政権与党になったことで
選択的夫婦別姓実現へ向けて意欲的に動き出したようです。
(※参考ニュース「夫婦別姓導入へ…来年にも民法改正案(9月27日 読売新聞)
民主党が立法する案によると
子供は、生まれる子ごとに、両親のどちらの苗字にするか、親が決めることになるそうです。
もしそれが法律として改正されると、どんな問題が起こるでしょうか?
たとえば、若いカップルが、結婚した時点で、
なんとなく面倒だし、お互いこのまま旧姓でいこう、と夫婦別姓にした場合。
何十年も経ってふと気がついてみたら、一家の中で、母親だけが旧姓、
夫と子供たちとその嫁さんたち&孫全員は同じ姓、なんていう、
「結果的に私だけ人生の仲間外れになってました」なんて現象も起こってくるでしょう。
前に書いた話と関連しますが、お墓の姓はどうなっていくのでしょうね?
また、「子供に色々な苗字つけてみたい」などと、ファッション的に軽く捉える夫婦、
あるいは祖父母の意向で子供たちに別々な苗字を名付けるしかなかった夫婦の場合、
子供会の名簿で、兄弟がそれぞれ違う苗字、なんていうややこしいことも
今後、日本の社会は乗り越えなければならなくなります。
家族バラバラの姓が容認されると、子供会名簿を学年別に箇条書きにされた場合、
誰と誰が兄弟なのか、苗字じゃ解らなくなる、ということになり、
保護者名で書かれた連絡網と、子供名簿との関連も、
確信のもてない、とても不便なものになります。
日本に住む子供のほとんどは、他の家庭(PTA・子供会など)のボランティア活動に支えられて
忙しく1年の行事をこなして成長します。
その活動のいちいちに、この姓名制度は多大な事務的・時間的・精神的負担をかけることになり
ただでさえ大変な無償の奉仕活動がますます面倒なものになることで、
役を引き受けることを嫌がる人が増え、協力者が減る要因の1つとなる可能性も大いにあるでしょう。
また、誘拐・援助交際などの犯罪に利用される可能性も、
まったくないとは言えないのではないでしょうか?
子供を連れた成人が、その子とどのような関係にあるのか、
路上などの職務質問で、ふたりの名前(名札・免許証)を確認しただけでは
関係を確認できなくなりますから。
その他、子供は2人作る、と決めて、父親と母親の姓それぞれを付けたものの、
計画外で3人目を産むことになり、結果的に「兄弟のうち一人は母親の姓、二人は父親の姓」になってしまい、数が少ない方の子が、兄弟の中で一生、疎外感を感じる、なんてことが起こってくるかもしれません。
まだ小さな子供時代には、兄弟喧嘩で一人だけ仲間外れにするネタにもなりそうで、
子供の心が傷付く危険があるのでは?と私は心配します。
ウィキでは、こんな問題が指摘されていました(↓)。
>子供の姓も選択制であることから、子供・孫の姓の取り合いになり、場合によっては深刻な対立に発展する可能性がある。特に一人っ子同士の結婚の場合、両家の両親が「孫をうちの姓にしてくれないと家が途絶える」と主張するケース、由緒・名誉・財産など両家の比較によって子供の姓を決めるケース、対立を解決する為に金銭の授受が起きるケース、などの弊害が発生する可能性が指摘されている。また、金銭の授受が発生するケースでは「お金のある方の家が子供・孫の姓を手にすることができる」ようになることで、「子供・孫の姓の選択にまで格差社会にするつもりか」といった批判がある。
>婚時に同姓か別姓かの選択、子供の出生時に子供の姓の選択、などの精神的な負担を万人に負わせる可能性がある。一見、同姓を選択した夫婦には無縁の問題に思えても、自分の子供や孫がこのような問題に巻き込まれる可能性があり、他人事と片づけられる問題ではない。少数の人たちの要求で万人に精神的な負担を負わせる可能性があり、大変な迷惑。決して「選択制なのだから誰の迷惑にもならない」という話しではない。
なお、「別姓賛成派」は
>夫婦の双方が自分の姓を捨てたくないという理由から結婚をあきらめたり(入籍を伴わない)事実婚しているカップルが、夫婦別姓を選択できるようにすることで婚姻に至り、婚姻数が増加する可能性がある。
などと主張しているようですが、そんなカップルがはたして世の中に何組、いるでしょう?
法改正で国を混乱に巻き込んでまで、解決されるべき問題でしょうか。
メンタル面を問題にするなら、改正前には存在しなかった、
子供の精神面への悪影響が出ることの方が深刻だと私は思いますが。
日本の苗字制度が、こんなに大きく変えられてしまうこと・・
皆さん、選挙前からこの政策を知っていましたか?
『知らなかった・・なんでだろう?』と思った方は、こちらのサイトをどうぞ。
↓ ↓ ↓
■民主党に投票する人が知らない、民主党の政策■
■民主党・土屋議員の内部告発( 国民への警告記事 )■
私はこの改正は、国民に要らぬ混乱と心配のタネを撒くだけなんじゃないかと思います。
賛成論者に言わせると、立法する大きな理由として、精神的苦痛・・
「結婚したときに相手の姓になることで喪失感がある」なんていう、驚きの理由があるそうですが
喪失感があるのは、そもそも、子供の頃のファミリーネームが、
自分が育ってきた家族への思いや一体感、温かく幸せな家族の象徴としてあるからこそ、
「変えたくない」と思うわけですよね。
もし、ファミリーネームそのものが消えてしまえば、
「同一の苗字に込められた家族の一体感・幸せな子供時代の象徴としての旧姓」自体が、
最初から存在しなくなるわけで、そっちのほうがもっと大きな人生の損失だと私は感じます。
はたして、法律的にバラバラな苗字を容認し、広く推奨することで、喪失感を感じる人がいなくなり、国民にとって多大なる幸福が約束される社会になるでしょうか?
社会の混乱や、不自由さや、
親に勝手に姓を決められた下の代の子供たちの精神的なリスクをかんがみても、なお、
日本を夫婦別姓社会にする必要があるでしょうか?
これまでの経緯を見てみると、こんな案が、実は、あります。
■例外的夫婦別姓(夫婦別姓を望む場合には例外的に認めるとする案)
■家裁許可制夫婦別姓(夫婦同姓を原則とし、夫婦別姓は家庭裁判所による許可を得た上で認めるとする案)
■通称使用公認制(夫婦同姓の原則を堅持する代わりに通称使用を法律で認めるとする案)
■子供の姓を統一する選択的夫婦別姓(婚姻時に夫婦同姓か夫婦別姓か自由に選択できるが、子供の姓は婚姻時に決め、兄弟姉妹の姓を別々にすることを認めない案)
以上を読めば、誰しも、
「な~んだ。社会が混乱しないで、別姓にしたい人は希望が通る、いい案があるじゃない!」と、思うと思います。
私は社会的混乱が少なそうな、上から3つまでの法案で、内容的には充分だと思います。
が!
なぜか、民主党はそれらの内容では満足できなかったわけです。
民主党の主張では、「子供の苗字はあくまでも出生のたびに決定する」となっています。
なぜ民主党は、子供の姓を統一しない夫婦別姓を立法することにこれほど執着するのでしょうか。
民主党は、中国共産党と、国家の枠を飛び超えて党同士の強い繋がりがあり、
(資料:民主党公式サイト→■)、
党として推進する、
外国人参政権・1000万人移民・沖縄ビジョンなどの政策(資料サイト→■)が、
日本の国益に比べ、中国・韓国・北朝鮮などの、特定アジアに利するものばかりなので、
ネット上ではしばしば、「中国の傀儡政権」(※傀儡=あやつり人形)などと揶揄されています。
この、「選択的夫婦別姓」は日本人にとっては大変なストレスをもたらしそうですが、
日本人と国際結婚をした中国人にとっては、非常に良い「福音」だという、衝撃的な事実があります。
また、同じ姓名制度を持つ、韓国人にとっても、日本人の苗字にする必要がなくなり、
大変な朗報となります。
何も知らない方のために申し添えますと、民主党は今回の衆議院選挙で、韓国政府の支援を受ける在日韓国民団から、多大な選挙協力をもらい、まるで見返りとしてほうびを差し出すかのように、「日本への外国人地方参政権を与える」と、国民の意向を無視した約束までしています。
この国に選択的夫婦別姓が広く宣伝され、
子供に別々の苗字を付けられる、民主党のこだわりが通ってしまった場合。
もっとも利を得るのは、日本中に、広く自分たちの国の苗字を普及させ、
数百年先まで日本の正式な苗字として残すことができるようになる、
中国・韓国なのではないか、と私は思います。
以下、中国の「レコードチャイナ」から、必見のニュースを紹介します。
↓ ↓ ↓ ↓
■民主党の夫婦別姓政策、日本人と結婚する中国人女性に福音
=日本姓名乗る苦悩なくなる■
【内容を一部抜粋】
日本人男性に嫁ぐ中国人女性はこれまで、中国の姓を捨て日本の姓に変更しなければならなかったが、民主党政権が夫婦別姓を含む民法の改正案を来年にも国会に提出することになり、この状況にも変化が生じることになる可能性が高い。
日本人に嫁いだ中国人の新婦たちの多くが、やりきれなさ、
新婦の家族は日本姓となることへの拒絶感という葛藤をかかえてきた。
日本人と結婚したある中国人女性は、
母親が彼女のパスポートの日本姓を見るたびに、彼女を罵るのだ という。
同記事は、民主党の夫婦別姓政策について、
日本の伝統的な家族制度に打撃を与えることになるが、
日本人に嫁ぐ中国人女性には福音だと評した。
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>■民主党の夫婦別姓政策、日本人と結婚する中国人女性に福音
=日本姓名乗る苦悩なくなる■
これだけのために、日本の民法を変えてあげようと・・・、
そういう浅はかなことしか考えていないのでしょうね、彼らは。
しかし、この夫婦別姓も、いわゆる綺麗事の建前で成り立った主張です。
夫婦は結婚後、姓を選ぶ権利を得る、と。
死刑反対と似たような思考停止の精髄反射的な賛同を得やすい主張ではないかと思われます。
世の中には綺麗事だけでは成り立たないことがあるということをこそ、ワタクシは強く主張したいですね。
(2009/10/01 05:28:12 PM)
この話題、もんのっすごく、
時代遅れ!
だと私は思います。
やるんだったら10年前にやるべきでしたね。
今時、女性の自立だの、権利だの、もう得られる人はとっくに得てます。
得られない人は、何かが足りないから得られない。
つまり、男性と同じ競争を同じ土俵でできてます。
そんな現代女性が、別姓ごときにこだわるでしょうか・・・?
そもそも別姓の権利なら、今更法律で制定されなくても、選ぶ人はとっくに選んでます。
職場でだって旧姓で働き続ける人はいくらでもいるし、離婚したのに結婚当時の姓を名乗る人もいます。
そもそも、嫁に入るとか結婚は家同士の決め事なんて感覚が、すでに昔のものとされてる今。
そんなくだらないことをいちいち制定しなくても、『景気さえ回復してくれれば』、現代日本人は好きなように暮らしていけますが?!
って思うのは間違いですかね?
(2009/10/01 07:14:01 PM)
姓が同じということによって、家族だと実感できる・・と私は思うので、理解できないです。
婚姻というものも軽くなりますね。
(2009/10/02 08:58:39 AM)
今、経済が急降下している時に、
夫婦別姓だの、外国人参政権だの、人権擁護法案だの、言ってる場合じゃないんですよねー
日本の文化を壊す政策だし、ましてマニフェストには書いてないし(インデックスのみですよね?!)。
自分らが勝手に韓国や中国と約束しただけのもの。
日本人に何のメリットもありません。
コソコソこの時期に画策するのは勘弁して欲しいですねー
このままズルズルと日本経済が悪くならないとみんな目が覚めないのかも~。
(2009/10/02 03:49:51 PM)
全く そのとおり!
同意いたします。
公明党が、前から、やろうとしていました。
夫婦別姓の論議について賛同する公明党を、
民主党はひきずりこみ、自民から、公明を完全に
切り離そうと、たくらんでいるようですよ。
韓国のたくらみが、完全に民主党を通し
実現される可能性が高くなりました。
どうやって、この動きを止めればいいのでしょう。
中川昭一さんが、必要でしたね! 悲しいです
(2009/10/09 03:41:36 PM)
間違いです。
日本の歴史・伝統を、知らないから
そういった発言が、できるのです。
現代に『昔は別姓だった』という論理は
通用しません。
(2009/10/09 03:45:00 PM)
↑ の私の返事は 水琴さんにたいする返事です。
(2009/10/09 03:48:43 PM)
>まさおさん
こんにちは!
私が言いたかったのは、決して別姓に賛成とかそういう意味ではないのですよ。
昔は別姓だったとか、そういうことも一切関係ありません。
私自身はこだわりはありませんが、バブル前後の一時期、そういうのが流行ったことがあったでしょう?
女性の権利とか、自立とか、そういう話。
でもそれって、男女の社会的地位が天地ほども違った、10年以上前の話ですよね。
当時リアルタイムで社会人だった世代は今や、家庭を持ったり中堅のお局様になったり、それぞれの人生の大事な局面をいくつも経験して、もっと柔軟な思考を持ってるはずです。
そして今、社会人になったりなろうとしたりしている人は、この不景気の中、性別とは違う格差の中で戦わなくてはなりません。
選挙前後の福島さんの発言を見てもそうでしたが、未だにそういう路線で政策を主張するのは時代遅れだと、私はそう言いたいだけなのです。
結局、かつてのように仕事を持った女性の賛同など得られるはずもなく、政党の利権だけが目立って白々しい。
そんな政策を誰が支持するだろう?説得力が全くなーい!
だったら景気を先に回復しさえすれば、女性はもっと楽になれるんです。
私の思いはそういうことです。
(2009/10/09 07:14:15 PM)