テーマ:"あすの日本を考える"(493)
カテゴリ:スピリチュアル・ヒーリングな奥座敷
全国的かどうかは判りません。 でも、子供の頃、こんな話を聞いた記憶はありませんか? 「夜、口笛を吹くと蛇が出る」って。 これは、口笛の吹くことで、蛇(じゃ)=『邪気(じゃき)』を引き寄せてしまうということです。 古来から、一つの因習的な概念として『昼』は生者の領域、『夜』の暗闇は、死者の領域と考えられてきました。 口笛は、注意をひいたり呼び込む行為で、暗闇でむらみに口笛を吹き鳴らすということは、死者の領域で邪気=邪鬼を招いてしまうということなんです。 逆に、『邪鬼』あるいは『魔』を祓うというと拍子木(ひょうしぎ)を打つことであったり、手のひらを打ち鳴らすことであったり、陰陽師では弓の弦を鳴らして大きな音(明朗は音)を発するということなのです。 こうした、古来のシャーマニズムや信仰、風習の名残りとして残るのが、夜回りや火の用心、土俵で打つ拍子木、初詣で目にする縁起物の破魔矢、神殿へ礼拝するときの柏手として、今に伝えられています。 また、今では音楽という、別意味合いが強くなった鐘や太鼓などの打楽器類も、起源を遡ると古代の儀式に由来し、かつては魔を退散させるために銅鐸を鳴らしたところからはじまったとも考えられています。 この他にも、『魔を切る』などといわれる通り、邪気を祓うために用いられたのが刀剣です。 今でも、剣は護摩焚きの行事の際に用いられたりしますが、一般に残っている形式では、通夜の時に死者の胸元に『守り刀』を置いたりします。 私も、ザワザワと違和感を感じた時には、手をパン!とたたいて邪気を祓うことがあります。 さてさて、『盛り塩』とか『清め塩』をする風習が各地に残っていますね。 文字通り魔除けに他なりません。 では何故、塩なのでしょう? 私が勝手に解釈しているのですが、『甘さ』は邪気や災いを引き寄せるという考えじゃないかと思うのです。 真偽は定かではありませんが・・・ 昔から、「誘惑の甘い罠って」いいますもの。 塩っ辛きゃ、近寄ってこないですよね。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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子供の頃から口笛を吹くとなんで蛇が出るのだろう?インドの蛇は笛で踊るからなぁ?って思ってました。それが、邪だったとは、今納得です。
拍手も江原さんが説明していたとおりですね。 納得です。 (2009年11月11日 00時36分49秒)
全国的には蛇が出るんですね~。我が家では親に「泥棒が来る」と言われましたよ。夜の口笛は泥棒の合図なんだとか言って(笑)
蛇と邪で“ジャ”つながりと言われれば、なるほどなぁ~と思います。 今、子どもが学習参観日に披露するタンバリンの練習で、さかんに手を叩いてうるさくてたまらんのですが、魔よけになるならがまんします(笑) (2009年11月11日 10時32分46秒)
ぎょ金2さん
>子供の頃から口笛を吹くとなんで蛇が出るのだろう?インドの蛇は笛で踊るからなぁ?って思ってました。それが、邪だったとは、今納得です。 >拍手も江原さんが説明していたとおりですね。 >納得です。 ----- 昔の風習や文化、そしてそんな由来について、未来へ繋いでいきたいですね。 (2009年11月12日 01時26分50秒)
ハレバレさん
>全国的には蛇が出るんですね~。我が家では親に「泥棒が来る」と言われましたよ。夜の口笛は泥棒の合図なんだとか言って(笑) >蛇と邪で“ジャ”つながりと言われれば、なるほどなぁ~と思います。 >今、子どもが学習参観日に披露するタンバリンの練習で、さかんに手を叩いてうるさくてたまらんのですが、魔よけになるならがまんします(笑) ----- 泥棒ですか・・・ 泥棒だって、立派な邪鬼ですもんね。 変な空気を感じたら、手を打ってください。 (2009年11月12日 01時28分41秒)
teapottoさん
>子供のころ夜に口笛を吹いたら蛇が出るって >言われてました・・ >そういうことだったのですか・・ >やはり、慎んだほうがいいですね・・ ----- やっぱ、ヤバいですよ。 高が迷信、されど迷信・・・ わだつみは、未だにちゃんと守ってますよ。^^ (2009年11月12日 01時30分27秒) |
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