感謝と言う
「感謝」と言う言葉。振り返って、子供の頃(塾頭は今でも子供です、生徒より)、よくお婆さん、親や近所の親父さんから「小僧を仕込む」と言う言葉を聞かされた。「小僧」も「仕込む」も嫌いな言葉だったが、ようやく分かったのが、35過ぎて子供が小学校に通うようになってからかな?動物やものであるまいし、人を何だと思っているんだ!!よくつぶやいたものだった。特にお婆さんは「仕込んでもらいな」が口ぐせだった。 塾をはじめ、我が子も生徒として通うようになり、親の気持ちが分かったつもりになった。ある程度は分かるだろう。(でも、これは嘘だと分かる。ご家庭各々で親子関係は異なるし、生徒の気持ちも人も時代によって変わるから)今は、自分や我が子でさえ分からなくなるのだから、他の人の事はまあまあ把握すればいいのでは、、、と言う気でいる。---冷めた、諦めた言い方ではない。適度の距離がいいと言う事だ。 さて、本題に帰ろう。かの金さん、銀さんは「私たちは、子供に育てられた」と言っていた事をいつも思い出す。以前は塾生に「両親にお爺さん、お婆さんに感謝!ね」と言うことを言ったり、書いたりした。正論だ。 でも、感謝は自然に出て初めて感謝であり、強制のそれは違うと思う。今、「子供に生まれて来てくれて有り難う。ここまで無事に育ってくれて有り難う。生徒としてきてくれ有り難う」を子供達に言いたい。勿論、両親や親戚の人達、支えてくださる方々、塾生達とご家族。 感謝です。何か、書きたくなったテーマです。