テーマ:徒然日記(23454)
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オバマ大統領の演説を見ていました。
演説が上手いとは聞いていたけどほんとね。 メッセージを送るのが上手い。 日本では言霊という。 でもきっとアメリカ人だから、それにジェスチャーが加わって 伝えるという事が多様だ。 小浜市の市長さんからオバマさんには、同じ発音のよしみで来訪のラブコールを送っていたらしいけど 演説にはそんな小さな地域のことも盛り込まれてて お断りの内容も素直に受け入れられるようになってた。 あれなら誰も恥をかかないし、悲しくもならない。 演説の終わりにオバマさんは何度もお辞儀をした。 アメリカの大統領が日本式儀礼・・・ この人 いい人だぁ~♪ たったそれだけの事なのに、そう思ってしまった私って・・・ 天皇両陛下との会食に出向き、 陛下に最敬礼。 これは・・ アメリカでは頭を下げ過ぎだと問題視する声が上がっているらしいけど これは・・ 彼の言うところの チェンジでしょ。と見えた。 むしろアメリカで問題視された事で尚更鮮明に、チェンジに見えた。 居丈高な人間を日本人は侮蔑はしても尊敬はしない。 礼を尽くした彼をむしろ立派だと思うでしょう。 これまでのアメリカとは違うという強烈なメッセージ。 日本の首相は、来日した米大統領を残し、一足先にAPECへ。 置いてきぼりの米大統領は許された時間で日本への礼儀を尽くす。 日米間の際懸案は沖縄の基地問題。 この混乱の最中、米軍人のひき逃げ事件等、不穏な空気。 オバマさんは日本人のアメリカへの風当たりを和らげる役目を果たそうとしたんじゃないかな。 ついでにアメリカでやっかいもの扱いされてしまってる現政権の長との差を見せつけたんじゃないかな。 「日本人は礼儀正しい。」 事実はどうあれ、外国ではそう認識されている。 でもこれで、「そうでもない」と思わせてしまう。 彼の「おじぎ」は色んな隠喩で世界中にメッセージを送っている。 この数日で、礼儀を欠いたのは誰で、礼を尽くしたのは誰かが 鮮やかに浮かぶ。 そして普天間の基地移設について、日米作業グループを作る事で一致したまでは良かったけど 記者会見ではそれぞれに 鳩山さんは「オバマ大統領とすれば日米合意を前提と思っていたいだろうが、それが前提なら作業グループを作る必要がない」といい オバマさんは「日米の合意に基づいて協議を行う。作業部会を迅速に終わらせたい。目標は同じだ」という。 どちらかが嘘をついている。 どちらがほんとに見えるかな? 少なくともオバマさんは広域を意識しているように思う。 鳩山さんは周りを見ずに自己の理想へと突っ走っていく少年の様。 首脳会談後の記者会見で、鳩山さんは前を見て語り続けた。 オバマさんは何度も鳩山さんの方を見て語っていた。 同じ「チェンジ」を掲げたふたりは、とても対照的に写る。 政治の世界がこんなにドラマティックだったなんて、もっと若い頃に気付いていれば もっと色々知れたのかも知れないな・・・ 余談だけど、20周年式典での天皇陛下のお言葉の言霊も凄かった。 悠久の歴史を感じてしまったわ。 隙がない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 17, 2009 12:32:52 AM
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