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先日私は自転車で買い物に出かけた。
駅の構内を自転車を押しながら歩いていると とある団体が、小さな子供に道行く人にティッシュを 配らせていた。 プロパガンダを唱え、わけの分からない可愛い よちよち歩きの子供が大人を見つけるとティッシュを 手渡そうとしてくる。 最初に私を見つけた子供が私にティッシュを手渡したので 私は礼を言ってそれを受け取った。自転車を押しながら。 すると子供のやることだから今度は別の子供が 私を見つけてティッシュを渡そうとしてくる。 またもらってしまえばよかったのかもしれないが 私はそういうところは妙に律儀で 「ありがとう。もう頂いたわ」と丁寧に断った。 自転車を押しながら小さな子供がうろうろする中を 縫って進むのは結構気をつかう。 すると今度はまた別の子供が私を見つけて またティッシュを手渡そうとする。 もう受け取ったのだから再度受け取るような あつかましい神経は私は持っていない。 だからやんわりと拒絶した。 するとそこに 「もらってやんなさいよ」と大きな図太い高圧的な声がした。 ふと見ると、図体のでかい鬼瓦のような四角い顔をした 男がそこに立っていた。あんた、こんな小さい子供が 一生懸命やっているのにその気持ちを汲まないのかと責めるように。 私はむっとしたが小さな声で 「もう頂きましたので」と答えておいた。 ボランティア活動って良いことをしているという自負があるのか 何だか知らないが、どこか高圧的で押し付けがましい。 ティッシュを配るのも自由だが、それを受け取る受け取らないは 本来まったくもってこちらの自由だ。 主催する側の、自分たちは正義であるという 意識がみえみえで、それにひざまずいて同調することこそ が、正しい市民のあり方だといっているようで 本当に嫌だった。 ボランティアってさりげなく・・・例えば何か物を 落とした人に「落としましたよ」って いう。電車で隙間をあけないように座るとか 子供を抱いた女の人に席を譲るとか・・・そんな ことを地道に実践するほうが個人的には好きである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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