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2010年12月30日
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野のユリ.jpg

<スタッフ>
監督=ラルフ・ネルソン      製作=ラルフ・ネルソン
脚色=ジェームズ・ポー      原作=ウィリアム・E・バレット
撮影=アーネスト・ホーラー    音楽=ジェリー・ゴールドスミス

<キャスト>
シドニー・ポワチエ =ホーマー・スミス     リリア・スカラ=マザー・マリア
リザ・マン   =シスター・ガートルード    アイサ・クリノ=シスター・アグネス
フランセスカ・ジャービス=シスター・アベルティヌ
パメラ・ブランチ=シスター・エリザベス   スタンリー・アダムス=ジュアン食堂主人
ラルフ・ネルソン=ハロルド・アシュトン(土建業)

<ストーリー>
キャンプ用具を積み込んだステーション・ワゴンを運転して気楽な旅を続けている黒人
「ホーマー・スミス」は アリゾナ砂漠のはずれでエンストをおこし・・・・
荒地を耕す 東独から亡命してきた、修道女たちに出会う

修道女たちは、この荒地に 教会を建てるという 無謀な望みを持っていた
ホーマーは水を貰い、かわりに 雨洩りの修理を申し出た

テントで眠っていたホーマーは、翌朝マリア院長に たたき起こされ・・・・
教会設立の準備を 命じられた

しかし、マリア院長から 渡されたのは、下手な 教会のスケッチが1枚だけ
純真なマリアは、神様の導びきでホーマーが、自分たちのためにやってきたに違いないと
思い込んでいたのだ

気のいいホーマーは マリア院長の 熱意と断固たる信念に 押しきられ、
仕事を手伝うことになったが・・・・・・・

   --------------------------------
この映画「野のユリ」 1963年製作 もう47年前のモノクロ映画
ストーリーは単純で 解かり易いし 暴力も 恋愛も 奇跡もないし 美人も出てこない
でも 何度観ても 色々な問題を含んだ 内容の濃い映画だと 思い知らされる

アメリカ本土ほぼ中央 アリゾナ砂漠に 西ドイツから来た修道女5人が居て・・・・
殆ど 英語が喋れず 古びた民家で お金も無しに 乾いた荒れた土地を耕しつつ・・・・ 
カソリック修道院のチャペル(教会)を建てようとしている・・・・・何故?

そこに一人 エンジンの水が切れて立ち寄るのが バプティストの黒人青年
何処から来て 何処に行くのか そしてその素性も 全く 観客に教えない・・・・何故?

その青年 かなり強引に 修道女から チャペルの建設を 強要されるのだが
蟻地獄に嵌った如くに 粗末な食事の上 無給なのに どんどん引きずり込まれる

途中 院長からの あまりに酷い言葉の罵りに「ホーマー」が 思わず 口にした
「そんな言い方は 映画で観た ナチの ヒットラー みたいだ!」に
震えながら 5人の修道女達は 仰天の眼を見開き 身を縮める場面は印象的で・・・・ 

一旦 逃げ出したように見えたが 再び舞い戻り 自分の仕事と決めたが如く教会作りに
専念し始める不思議・・・・・何故?

不思議な感じのアイルランド人アル中 車で移動する巡回教会マーフィー神父の謎?   

住民がメキシコ人風の人たちばかりで 教会を必要としているが・・・・・

唯一 建築業者の社長がアメリカ人らしいのだが ブルドーザーや建築重機車を持つが
教会作りには乗り気じゃない 修道院を馬鹿にしている・・・・でも 最後には何故か  

修道院院長は 「マクシミリアン基金」「ライオンズ・クラブ・エルクス慈善会」
「ムース友愛組合」「キワニスクラブ」・・・・20数社に 建設援助の請願書を送るが
ことごとく 断られて・・・・結局慈善会なんて信用できないし 信頼も?・・・・
キリスト教団体への疑問をぶつけて

ホーマーと院長が ドイツ語の聖書と 英語の聖書で お互いが都合の良い文句を
引き出しながら 自分の主張が正しいという事を 示しあう場面があるのだが・・・・・
「悩むことはない 野のユリを見よ 働かず 糸も紡がないが ソロモン王に勝る
 ・・・・豪奢な姿ではないが 」「野のユリを見よ・・・・」
この場面を どう解釈するか?

結局 小さいが 立派な教会が建つ・・・・・が ホーマーは 無言で去ってゆく
「エイメン エイメン エイメン・・・・」のゴスペルソングを歌いつつ 聴きながら

もしかしたら・・・・このホーマーこそが 神が遣わした?と 思わせるラストシーン

「シドニー・ポワチエ」が 黒人最初のアカデミー賞男優主演賞受賞
そこには 多分 アメリカ人の良心が・・・・・


    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
DSC_9143.JPG





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最終更新日  2010年12月31日 00時20分26秒
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