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2013年02月10日
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あさま山荘.jpg

【スタッフ】
監督・製作・企画=若松孝二   プロデューサー=尾崎宗子、大友麻子
原作=掛川正幸          脚本=若松孝二、掛川正幸、大友麻子
撮影=辻智彦、戸田義久     ナレーション =原田芳雄
助監督=井上亮太 千田孝一 河野建治 清水雅美 花木英里 福士織絵 
美術=伊藤ゲン         ガンエフェクト=ビル横山 
音楽=ジム・オルーク      照明=大久保礼司    録音=久保田幸雄

【キャスト】
坂井真紀 =遠山美枝子   井浦 新 =坂口 弘   並木愛枝=永田洋子
地曵 豪 =森 恒夫     大西信満 =坂東國男   菟田高城=吉野雅邦
タモト清嵐=加藤元久    小木戸利光=加藤倫教   中泉英雄=植垣康博
伊達建士 =青砥幹夫    一ノ瀬めぐみ=伊藤和子  神津千恵=寺林真喜江
日下部千太郎=山田孝    高野八誠 =加藤能敬   佐生有語=寺岡恒一
藤井由紀 =大槻節子    安部魔凛碧=金子みちよ  奥田恵梨華=杉崎ミサ子
椋田 涼 =山崎 順     粕谷佳五 =進藤隆三郎  川 淳平 =行方正時
木全悦子 =中村愛子    宮原真琴 =小嶋和子   鈴木良崇 =尾崎充男
黒井元次 =向山茂徳    玉一敦也 =奥沢修一   伴 杏里 =重信房子
坂口 拓 =塩見孝也     奥貫 薫 =山荘管理人
佐野史郎 =さらぎ徳二   RIKIYA  =金廣志

【あらすじ】
1960年6月15日、
国会前は日米安保条約に反対する10万人のデモ隊で埋め尽くされた

ベトナム戦争、パリの5月革命、文化大革命、日米安保反対闘争・・・・
世界が うねりを上げていた1960年代

学費値上げ反対運動に端を発した日本の学生運動も、安田講堂封鎖、神田解放区闘争、
三里塚闘争、沖縄返還闘争など農民や労働者と共に社会変革を目指し、勢いを増していった

活動家の逮捕が相次ぐ中、若者たちは先鋭化していく

ブントの内部対立によって組織された赤軍派と、
中国の文化大革命に同調する神奈川の組織から分離独立した革命左派が・・・・
 1971年7月“統一赤軍”を結成

その一ヶ月後に名称を“連合赤軍”とした
同年8月、連合赤軍最高幹部である『永田洋子』の命令により、
逃亡した『早岐やす子』と『向山茂徳』が処刑される

数ヶ月後、革命に全てを賭け、山へと入っていった連合赤軍メンバーは、
次第に《総括》、《自己批判》という名で同志たちを追いつめていく

まず、指導部らに自己批判を求めた『加藤能敬』と恋人の『小嶋和子』へ
暴力による総括が始まり、1972年1月ふたりは死亡

「永田」に 目をつけられていた『遠山美恵子』も 総括によって死亡する
その後も、次々と同志を死に至らしめていくが・・・・

2月16日、榛名ベースが警察に見つかり、山越えを開始
『坂口弘』、『加藤倫教』、『加藤元久』、『吉野雅邦』、『坂東國男』の5人は
軽井沢の“あさま山荘”に立てこもる

そして2月28日、山荘の周囲を警察や機動隊に囲まれて・・・・・

   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あさま山荘」で10日間も籠城 最後まで 抵抗し続けた連合赤軍の5名
警官隊が突入する寸前 16才の高校生 加藤3兄弟の末っ子「元久」が叫ぶ

 「僕たちは 勇気が なかっただけじゃないか!」

日本人にとっての「革命」ってなんだ? 真の「勇気」とは何か?を問う
当時の学生運動最先鋒「連合赤軍」を通し ドキュメンタリータッチで描いた

昨年10月に 交通事故により76才で亡くなられた「若松孝二」監督渾身の力作
映画「実録 連合赤軍 あさま山荘までの道程」は 監督の最高傑作の一つです

オイラ 大学二年生の時 1960年 安保闘争の真っ只中だった 
でも まだこんなに先鋭的で過激なブントは無かったと思うが・・・・

この年の6月15日 「改定安保条約批准阻止」を掲げ国会周辺に10万人がデモに参加 
全学連も7000人が国会に突入 この日「樺美智子」さんが死亡したほど過激だった

たまたま 学校の様子を見に行ったオイラも 学連の友人に誘われデモに加わったのだが
「安保反対! 岸を倒せ! アンポ反対!」と声を張り上げ 最初は面白半分 お祭り気分で

それが ジグザグ行進を続けている内  だんだん加熱してゆく自分に気付くが・・・・
もう遅い 道路の両サイドは 隙間のない程 警官隊のバリケード ジュラルミンの盾に
ヘルメット 右手には警棒が・・・・アラララ 知らぬ間に隊列の3番目位に居るオイラ

先頭の学生は角棒を持って道路を封鎖する警官隊に突入する ガッチャン・バッキッ!
「コノヤロー!」 吃驚仰天 全学連達の勇気には あの重装備の塊に体当たりしてゆく

(映画では 当時の記録映画だろうモノクロ映像が次々と流され キャンパス内が
 ただ事ではない状況である事が見て取れる それを原田芳雄のナレーションで淡々と)

オイラ何が何だか解らないほどの大混乱に巻き込まれ ただただ振り下ろされる警棒を逃れ
でもスクラムを組んだ腕が解けないんだヨ 1列が7人ぐらいだったけど皆で右に左に走る
気がついたら夜明けで・・・・皇居の芝生で 大勢の学生たちと 寝てたっけ

オイラみたいなノンポリ学生は 安保反対っていうか そんなん全然無関心で
・・・・っていうか オイラ バイトに明け暮れていたからナァー (バカ学生め)

という訳で・・・・それから10年後 1971年~1972年の学生運動は先鋭化
この映画に描かれる連合赤軍 優秀な学生達の 日本を変えようとする革命運動に変化

でもここに描かれる 彼らの集団行動様式は 決して褒め称えられるようなもんじゃない
「森恒夫」と「永田洋子」をトップとする集団行動は 今こうやって映像を観てると
それは 滑稽としか言い様がない、敗戦国日本の無謀な戦争の反省なんて なんも生きてない
 
山岳アジトでの真剣にする軍事訓練 走って構えて撃て!で “バーン”って口で言う
森の中の山坂を走り抜け 匍匐前進 銃を構えて さあ撃て“バァ~ン” なんじゃこれ? 
誰と闘うつもりの訓練なんだ? いい青年達が解りそうなもんじゃない? 

そして“自己反省”と“総括”と称する 刑罰というか虐めというか 将に体罰
そして それは刑罰になって 処刑へとエスカレートしてゆく・・・・

こんな少人数の革命部隊の隊員を処刑してしまう 革命部隊なんて有り得ないって
エリート大学の学生たち もう大人なんだから 解りそうなもんじゃない・・・・

“革命戦士”という名の魔術に罹ってしまい 考えることも 逆らうことも封印され
ただ 自己顕示欲に酔ってる「森恒夫」と 陰険で 嫉妬深く 劣等感の塊り「永田洋子」の
二人に煽られて 誰もが忌み嫌ってるのに従順に振る舞い 悪の加担をする学生達

もしかすると 今 教室という狭い空間で行われている 虐めの構図に似てるのか?

「遠山美枝子」の死は まさに「永田洋子」の私怨による虐めによるもので
何日も柱に縛り付けられ 「お母さん お母さん 美枝子頑張る 寒い 寒い」って

これって、戦地で 日本兵が亡くなる時のうわ言みたいで  本当に哀しくなったネ
なんだ これは! なんなんだと 無性に 怒りがこみ上げたZei
(もしかするとオイラみたいに 軽い気持ちで参加してたのに 知らず知らずに
 深みに嵌ってしまったという風だったが・・・・でもおのヒト重信房子の親友なんだ)

このリーダー「森恒夫」と「永田洋子」が鬼の形相で 訳の解らないないことを喚き散らし
次々と総括の名のもとに若者たちを殺していゆく まったく胸糞悪くなっていたら・・・・

こいつら町に下りてきて 子供までいる「森」と「坂口」の女だった「永田」が出来ていて
裸で絡み合ってる映像には 完全に頭にきたね 「革命」戦士の実体なんて こんなもんかと

こんなアホ指導者に操られた若者達の残党5人が 逃げ回るうちに押し入った別荘が
「あさま山荘」 こんなところで あの軍事訓練が生きてくるなんて・・・・ああ

結果的には 大暴れした革命家達が成し得たことといえば・・・・皮肉にも
この騒動以後 ピタリと止んだ学生運動と 軟弱で従順な学生たちであった

こういう時代があったという痕跡を見事写し撮った
「若松孝二」監督のご冥福をお祈り致します
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
盆栽の梅の花
梅.jpg
オイラ的花言葉:
「どんな馬鹿げた考えでも、行動を起こさないと世の中は変わらない」
                   (「マイケル・ムーア」映画監督)        








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最終更新日  2013年02月12日 14時45分48秒
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