オイラのブログ

2015/09/21(月)17:59

<2014年>映画「ほとりの朔子」

    【スタッフ】 監督=深田晃司   プロデュース=杉野希妃 脚本=深田晃司   撮影=根岸憲一   編集=深田晃司 音楽=Jo Keita  サウンドデザイン=Jo Keita 挿入歌=杉野希妃「こんにちは赤ちゃん」 【キャスト】 二階堂ふみ=朔子  鶴田真由 =海希江  太 賀  =孝史 古舘寛治 =兎吉  杉野希妃 =辰子   大竹 直 =西田 小篠恵奈 =知佳  渡辺真起子=水帆   志賀廣太郎=ホテルの客 【あらすじ】 大学受験に失敗し鬱屈した日々を送る『朔子』 叔母『海希江』に誘われ、旅行で留守にする伯母『水帆』の家で 夏の終わりの2週間を過ごすことに この海辺の避暑地で、「海希江」ら大人たちが もつれた恋愛模様を垣間見せる中 「朔子」も 福島から避難してきた高校生の『孝史』と距離を縮めていくが・・・・    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この映画は あの「二階堂ふみ」チャン もうチャンじゃなく さんかな? が主演 前回の「私の男」や「ヒミズ」「凶悪で何故悪い」等で出来た彼女の強烈なイメージを 払拭し 女子高生から抜け出し大人になるチョッと手前の 微妙に揺れる心情を映して 彼女の若さ溢れる 清々しい魅力を充分に引き出して見せてくれる 腰にリボンの付いた水色のギンガムチェックのスカート 衿のついたノースリーブの ブラウス 今まで見たことない若い女の子スタイル 水着姿も ジーンズの短パン姿も 色々 登場するたびに衣装を変えて あんな小さなスーツケースに よく入ってるネエ そして 海岸を歩き 海岸沿いの坂道を風を切って走る姿は初々しく 別人28号だゼィ そして イヤラシいJK好きの爺が 最も素晴らしいと感心した映像がタイトルの画像 絵画のような処理を施してあるが 映画の中の映像も同様に素晴らしい「ほとりの朔子」だ ホントは 大人のぐちゃぐちゃな人間関係(男女関係)には 触れたくないのだが 先ず「海希江」(鶴田真由)の姉さん「水帆」(渡辺真起子) 冒頭、彼女がパスポートが無いと騒いでると 2階にいた「兎吉」(古舘寛治)が有ったよー 加えて空港まで車で送っていくという「カレシ?」「違う違う、一方的に憧れてただけだよ」 と慌てまくる なんだかわからんぞう しかし実は「兎吉」がつきあっていたのは「海希江」の方で、しかも結婚寸前までいったのに 子供を産めない、いや産まない、そんなことですったもんだしてる間に「兎吉」の浮気相手が 妊娠して破談したんだって・・・・ そして「海希江」は大学講師「西田」(大竹直)と不倫中 バカじゃねーのって感じ 如何にもイヤラシい女たらし風の男で 「兔吉」の娘「辰子」(杉野希妃)にもチョッカイ出して この「杉野希妃」さんは この映画のプロデューサーらしいのだけど 海の家で働いてるのだが  なんで こんなに色白なん? (男のクセに色々気が付くんだねえ) そしてねェ 「朔子」といい仲になる「孝史」君は 福島からこちらにやってきた少年で、 そのことで反原発集会でスピーチをするよう駆り出されて、哀れな避難者「役」を演じさせられ そうになるが 彼自身は、福島を離れたくてしょうがなかった、だから自分はこんなとこで話す 資格はないのだと訴えます この原発被災者を巡る認識の問題が主題ではないのですが ちょっとだけ引っかかりました この映画の中では原発反対を主張する人達が、福島からの避難者である「孝史」の気持ちに ほとんど寄り添えていない、という図式は考えさせられます そして 終盤「朔子」が、その福島の「孝史」に言う、「今までの自分は空っぽだった、 そのことに気づいた」と いう台詞が、彼女の成長を印象づける 「二階堂ふみ」という女優の 今後を期待して見守ろう    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 白い花「ジンジャー」は 甘い香りで誘う

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