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オーウェン@ <1973年>映画「セルピコ」 こんにちは。いつも楽しく、またワクワク…

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2016年04月28日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
   だれも.jpg
【スタッフ】
監督=君塚良一   製作=亀山千広   脚本=君塚良一、鈴木智
撮影=栢野直樹   美術=山口 修   編集=穂垣順之助
音響効果=柴崎憲治 音楽=村松崇継   主題歌=リベラ『あなたがいるから』
VFX=山本雅之  照明=磯野雅宏   装飾=平井浩一

【キャスト】
佐藤浩市 =勝浦卓美  志田未来=船村沙織   松田龍平=三島省吾
石田ゆり子=本庄久美子 佐々木蔵之介=梅本孝治 佐野史郎=坂本一郎
津田寛治 =稲垣浩一  東 貴博=佐山惇    冨浦智嗣=園部達郎
木村佳乃 =尾上令子  柳葉敏郎=本庄圭介

【あらすじ】
ある日突然、未成年の長男が小学生姉妹殺人事件の容疑者として逮捕されてしまった『船村家』

両親と15歳の妹『沙織』は 状況も分からぬままマスコミの好奇の目に晒され・・・・
激しいバッシングに追いつめられていく

そんな中、刑事の『勝浦卓美』と『三島省吾』は 容疑者家族の保護という任務を命じられる

さっそく保護マニュアルに則り所定の手続きが進められ、三人別々に保護するため
夫婦は離婚届にサインをさせられ 別姓にさせられて・・・・

同い年の娘を持つ「勝浦」が「沙織」を担当することに・・・・

しかし、「沙織」を匿おうと懸命に手を尽くす「勝浦」だったが・・・・
マスコミとネット・オタクたちは その度に居場所を嗅ぎつけ執拗に「沙織」を追いかけ回す

やがて「勝浦」は、東京を離れ、ある場所へと向かうのだったが・・・・・

   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
正直な感想は 最初の展開が目まぐるしく懸命に観入ってたけど だんだん怖くなってきて
オイオイ ホントに こんな酷い世の中になってしまったのかって 不安を覚えてしまう

マスコミ報道陣の 遠慮会釈のない 加害者家族への傍若無人で強引な取材合戦は白熱化し
「こんなことまでするのかぁ?」って 驚くやら 厭きれるやら 怒りさえ覚える 

「読者が 視聴者が 一般大衆が 知りたがってるんだよゥ」と報道人は 正義家振り
「容疑者の顔写真 1万円で買うよ 誰かもってませんかぁ」と ダフ屋なん?

今も 熊本の震災現場で 過剰な報道陣の劣悪な取材合戦で 大迷惑をかけ続けているとか

容疑者の妹を護送する車を 何台もの放送局の大型バンが猛スピードで追いかける
どんな手段を使っても 匿われた場所を探し出し コメントや写真を録ろうとする異常さ

刑事達は 容疑者の両親に離婚届のサインをさせて 容疑者家族の苗字を変更する
マスコミや世間に 知られないよう 又追いかけられないようにするんだそうだが
でも 刑事は言う 「でも あんた達は 死ぬまで追いかけられるんだ」って

そして 新聞記者役「佐々木蔵之助」が 刑事役「佐藤浩市」に言う言葉が怖い
「あんた達は容疑者の事しか考えてない 税金使って容疑者を守ってるじゃないか
被害者にだって家族はいるんだよ ご遺族は 犯人の家族にも罪を償って欲しい 
死んで償って欲しいと思ってるんだよ」(それはそうなんだけど でもね・・・・)

佐藤刑事 「お前サ 妹にも死ねってのか?」
佐々木記者「犯罪者の家族は迫害されて当然でしょ!」 (エッ ホントにぃ?)

そして佐藤刑事に関わる 三年前の事件を再度掘り返して記事にする・・・・かぁ?
なんなのだろう この記者の役割は?  マスコミの嫌らしさを演じてるのだろうか?

大体が 佐藤刑事 この事件がトラウマとなってて 精神科でリハビリ中なんだ・・・・

小学生低学年の可愛い姉妹を惨殺した『容疑者』は 19才の学生
幼い二人の写真が何度か出てくるのだが どんな風に殺したのかは最後まで見せない

厳格な父親が「勉強・勉強」の一点張りだった という情報のみで・・・・
どんな家族で どんな毎日だったのかも 説明がされない  
最近撮ったんだろう 兄を真ん中に 一家4人の 楽しそうに笑う写真が一枚

そして 被害者側の状況は まったく映さない・・・・
加害者側の事件後の状況に焦点を合わせるという狙いはイイのだが 

これだけでは観客の 主人公犯人の妹「沙織」(志田未来)に感情が入りにくいし 
何故かこの妹 気が強く聞き分けの悪い女子高生にしか 見えなかったりして 苛つく

そういえば 数年前 行方不明だった神戸の小学校1年生の女の子 バラバラにされ
ポリ袋に入れられ死体で発見され そして近くに住む47才の容疑者が逮捕された 

ニュース番組で大騒ぎだったが  痛ましい被害者家族のコトを思うと心が痛むし
この47才の容疑者に対する憤りは 第三者としても 絶対許せないと 心底思ったが
でも、どうなんだろ? この時点で容疑者家族の事まで知りたい? 同罪?

映画では 突然で あまりのコトに驚愕し 悲嘆にくれていた容疑者の母親・・・・
報道陣の騒音と 刑事達の厳しい事情聴取に耐えられず トイレで首を吊って自殺する 

更に 輪をかけて怖いのがネット情報 恐らく2チャンネルの書き込みなんだろうけど
容疑者と その家族についての 誰も知らないような情報が 次々にアップロードされ

住所・氏名 学校名 顔写真 そこに被せて あらゆる悪口雑言の派手な書き込みが
ネット・オタク共の文字による暴挙が 襲いかかり 同調者を巻き込み 溢れていく
「クソガキを糾弾せよ! 容疑者家族も同罪糾弾せよ!」と煽り立てる

画面上だけでなく 実際に匿われている宿泊先にまで押しかけ写メし 石まで投げる
最後には ホテルの室内に隠しカメラを設置し ライブ動画としてネットに載せる
カメラが発見されると 部屋に乗り込み 刑事に暴力で 仕掛けたパソコンを奪い返す

ここまでブログに書いていると なんか嘘っぽいというか まさかぁ?と 思い始め

嘘だとすると・・・・・シリアスな悲劇の事件を なんか冒涜してるような気がして 
映画造りのために 事実を捻じ曲げてない? モントリオールで外人に観せたんでしょ?

あの朝日新聞の真実じゃないけど 嘘ネタをばら蒔いてるコトにならないの?
「日本人って こんな事やるんだよ!」 って 世界に言いふらしてるんじゃない?

警察権力の横暴さ マスコミの過剰取材や ネット暴力 など社会批判を主なネタに
エンターテイメント処理を施し観客を楽しませようとする狙いは このテーマはそぐわない

佐藤浩一 松田龍平 そしてなにより「志田未来」の熱演が 虚しいものとなってしまう
そう ラストに妹が 告白する犯行の日の兄のコトの真実 
これじゃあ このコの それまでの言動が なんとも虚しくなって 全体が崩壊してしまう

「佐々木蔵之助」「木村佳乃」「柳葉敏郎」「冨浦智嗣」の 人物像が曖昧で・・・・
「佐藤浩一」家族の危機も どうなったことやら・・・・・

それにしても 毎日のようにマスコミを賑わせている犯罪の陰で 
その犠牲者や容疑者家族に巻き起こる 知らざれる数々の事態に思いを馳せ 心が重く暗い
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今年の牡丹も良いボタン
ぼたん2.jpg





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最終更新日  2016年04月28日 20時46分15秒
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