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【スタッフ】 監督=堤 幸彦 原作=東野圭吾『天空の蜂』(講談社文庫刊) 脚本=楠野一郎 撮影=唐沢 悟 美術=相馬直樹 美術デザイナー=平井亘 衣裳=宮本まさ江 編集=伊藤伸行 音響効果=北田雅也 音楽=リチャード・プリン 音楽プロデューサー=茂木英興 主題歌=秦 基博『Q&A』 VFXスーパーバイザー=野崎宏二 VFXディレクター=阪上和也 アクションコーディネーター=諸鍛冶裕太 イメージボード=相馬宏充 記録=井手希美 照明=木村匡博 装飾=田中宏 録音=田中靖志 【キャスト】 江口洋介=湯原一彰 仲間由紀恵=赤嶺淳子 綾野 剛=雑賀勲 光石 研=佐久間 佐藤二朗=今枝 柄本 明=室伏周吉 國村 隼=中塚一実 竹中直人=芦田警察庁長官 石橋蓮司=筒井炉燃理事長 本木雅弘=三島幸一 【解説】 「東野圭吾」が1995年に発表したベストセラー『天空の蜂』を 「堤幸彦」監督が映画化したサスペンス・アクション大作 最新鋭の巨大ヘリコプターを乗っ取り、原子力発電所の上空でホバリングさせ 日本国民すべてを人質に取ったテロリストと、その阻止に奔走する人々の攻防 【あらすじ】 1995年8月8日 その日、完成した最新鋭超巨大ヘリコプター【ビッグB】の自衛隊への引き渡しの日 を迎え、開発者のヘリコプター設計士「湯原一彰」は妻子とともに式典に参加していた すると突然、ビッグBが勝手に動き出し、湯原の息子の「高彦」を乗せたまま・・・・ 福井県にある原子力発電所『新陽』の真上でホバリングを始めた ビッグBは、【天空の蜂】と名乗るテロリストによって遠隔操作でハイジャックされて しまったのだ 犯人は政府に対し「日本全土の原発破棄」を要求し、従わなければ、大量の爆発物を 搭載したビッグBを原子炉に墜落させると宣言する 残された時間はヘリの燃料がなくなるまでのあと8時間 「湯原」は、同じ会社の同期で新陽を設計した「三島」と協力し、「高彦」の救出と ビッグBの墜落阻止に全力を挙げるのだが・・・・・ --------------------------------- 久しぶりに日本映画を取り上げてみました 「東野圭吾」原作の映画は数々ありますが、オイラの観たのは下記の通り でも それほどお気に入りの感動作品がないのは 何故なんだろう? 1999年『秘密』(監督:滝田洋二郎、主演:広末涼子) 2005年『レイクサイド マーダーケース』(監督:青山真治、主演:役所広司) 2006年『手紙』(監督:生野慈朗、主演:山田孝之) 2008年『容疑者Xの献身』(監督:西谷弘、主演:福山雅治) 2009年『さまよう刃』(監督:益子昌一、主演:寺尾聰) 2011年『白夜行』(監督:深川栄洋、主演:堀北真希) 2012年『麒麟の翼』(監督:土井裕泰、主演:阿部寛) 2013年『真夏の方程式』(監督:西谷弘、主演:福山雅治) この2015年の『天空の蜂』は 原子力発電ものなので 興味から観てみた この作品での原作者や監督の言いたいことは 原発に反対とか賛成とかじゃなく 原発について もう一度じっくり考えてみたらどうか ってこと かな? でも問題提起とかいうものではなく 基本的にはサスペンス・アクション物で エンタメ映画なんだと思う だけど それに徹すればいいものを くさいセリフ 満載の安っぽいドラマみたいなのを色々絡めるから 折角の緊張感や緊迫感が グダグダになってまって・・・・やっぱ馴染めなかった が オイラの本音 ヘリが自動操縦で乗っ取られ、たまたまそこに開発責任者の息子が乗っていて その子を そのヘリから救出する迄のスリリングな展開が まず最初のヤマ場 *「そんなコトありえねーだろ」が満載なんだけど そして ヘリを原子力発電所「新陽」に墜落させないようにヘリの開発者や 原子力発電所の人々が 右往左往奮闘するのがメインにあって・・・・ *原発所長と社長のやり取りは福島原発を再現してる? 政府要人の心構えや対応の拙さが浮き彫りとなって 危機管理体制は? その裏で犯人探しに躍起になる刑事たち *少し遊びすぎなキャスティングに あきれてしまうオイラ 更には この事件の犯人が「原発」を破壊しようとした経緯 *驚いたことに犯人は原発で働いていて その息子が原発を理由に学校で 酷い苛めにあっていて ビルの屋上から父親の目の前で飛び降り自殺した ことから 原発に復讐をと・・・・なんか最近の出来事かとおもってたら これらが同時進行するんだけど 夫々が違う色をしているからややこしい ただ この映画を観ながら オイラ的な妄想で 全国16カ所ある原発は 仮に敵国からミサイルで狙われたら核弾頭なんて不要だし 少人数のゲリラが 至近距離から・・・・な~んて想像しながら観てるから 背筋が寒く 1995年に書かれた小説の内容は架空のモノなんだけど 20年経っても この危機感を失ってはならないと思う 殆どが稼働していない全国各地にある原発について これからどういう 方向で管理継続していくのか また将来の電力事情はどうなるのか 近隣危険国からの脅威に どんな対応策を立てているのか 更に言えば この映画の最悪のシナリオになった時の対応策は・・・・等々が お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年01月21日 11時51分12秒
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