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【スタッフ】 監督=グザヴィエ・ボーヴォワ 脚本=グザヴィエ・ボーヴォワ、エチエンヌ・コマール 撮影=カロリーヌ・シャンプティエ 美術=ヤン・メガール 編集=マリー=ジュリー・マイユ 音楽=ミシェル・ルグラン 【キャスト】 ブノワ・ポールヴールド=エディ ロシュディ・ゼム =オスマン キアラ・マストロヤンニ=ローサ ピーター・コヨーテ=ジョン・クルーカー セリ・グマシュ =サミラ ドロレス・チャップリン=チャップリンの娘 ユージン・チャップリン 【解説】 「神々と男たち」のグザヴィエ・ボーヴォワ監督が、喜劇王チャップリンの 遺体誘拐事件という当時世界的ニュースとなった実話をヒントに撮り上げた ヒューマン・コメディ 冴えない2人の男が引き起こした前代未聞の事件の顛末を チャップリンへのオマージュ満載に、ユーモラスかつハートウォーミングに綴る 【あらすじ】 1977年、スイス・レマン湖畔の近辺 出所したばかりのお調子者「エディ」は 出迎えてくれた親友の「オスマン」と その幼い娘に温かく迎えられた しかしトレーラーハウスで生活する「オスマン」は 貧しく 入院中の妻の医療費が工面できずに追い詰められていた そんな時、テレビでチャップリン死去のニュースが報じられ・・・・ 遺体が近所の墓地に埋葬されたことを知る そこで「エディ」は、チャップリンの棺を盗み出し身代金を頂くことを思いつく さっそく、ためらう「オスマン」を強引に巻き込み 二人で行き当たりばったりの 遺体誘拐計画を実行するのだが・・・・・ ----------------------------- なんともいえぬドジで間抜けな「エディ」と「オスマン」のユル・キャラ二人が チャップリンの棺を掘り起こし 死体の身代金を要求するという悪事を働くという その割には憎めなくて なんとか傍に行って手助けしてやりたくなってしまった程 そんな妙な感覚が湧いてしまう、延々と続いた棺の掘り起こしと 新たな隠し場所 の穴掘り・・・・そして ただ無計画に身代金を要求する電話のかけ方 本質的には 二人はそんなに悪い奴じゃないし ただ貧乏で 子供も進学 させられないし 奥さんの入院費も調達できない 何とかしたいがなんも出来ない 結局は 思い付きの無計画な暴挙は失敗し 二人は捕まり 棺は墓場に戻るのだ 映画は 二人の罪が チャップリンの贈り物として 許されたんだつーこと を描いてるんだ と思いました なぜ許されたのか? というコトは 明確にはなんの説明もありませんが ただ 二人に対する裁判で 弁護人が弁護演説をします 「チャップリン家は告訴していません そしてチャップリンの作品名を挙げて 「黄金狂時代」では 空腹のあまり靴紐を食べる金鉱堀り 機械の奴隷にされる「モダンタイムス」の労働者 自殺を図った踊り子を救う「ライムライト」の老道化師 『チャップリンは何時も弱者の味方だった』 そして「既に二人は不幸という罰を受けている 歴史の中で忘れ去られるという罰を 受けてもいます 二人の人生は映画ではないし 映画にもなりません』と述べるのです 画面が変わり チャップリンの墓の前でオスマンと奥さんと娘 「毎日感謝してます 手術の費用を払ってくれましたね 必ず返します」と・・・・ そして「エディ」は サーカスの道化師になっていました チャップリンの様なメイク をしてると美人の興行主が優しく頭を撫で「どう?」「最高」と言って舞台に向かいます ああ そして日本人として特記するべきコトが チャップリンの孫娘「ドロレス」が登場 広大な敷地のチャップリン邸の庭の真ん中付近に堂々と咲く満開の桜の木を映して 「この木は日本のサクラというの 庭師にすぐに枯れてしまうといわれた木だけど 彼は正面の良く見えるところに植え変えようと言った 彼はいつも素晴らしい 演出家だったわ』と・・・・いいねえ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年04月04日 15時13分54秒
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