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オーウェン@ <1973年>映画「セルピコ」 こんにちは。いつも楽しく、またワクワク…

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2017年09月05日
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ニッポン無責任時代.jpg
【スタッフ】
監督=古澤憲吾    脚本=田波靖男、松木ひろし
撮影=斎藤孝雄    美術=小川一男
音楽=神津善行    録音=下永 尚

【キャスト】
植木 等 =平 均(たいらひとし)
ハナ 肇 =氏家勇作   久慈あさみ=氏家時子  峰岸 徹 =氏家孝作
清水 元 =大島良介   藤山陽子 =大島洋子  田崎 潤 =黒田有人
谷  啓 =谷田     安田 伸 =安井    犬塚 弘 =大塚
石橋エータロー=佐倉   桜井センリ=青木    由利 徹 =石狩熊五郎
重山規子 =佐野愛子   中島そのみ=麻田京子  団 令子 =まん丸
   ------------------------------
*昨日NHKBSでやっていたのを再々度 観ました
この映画のブログは2012年7月7日のもので そのままコピーして載せた

この中で クレージーキャッツ映画は マッタク駄目だと断言しているのだが
あれから5年経った今 じっくり腰を据えて観てみると うなずける点が多々
あり 例えば サラリーマン社会の常識に捉われず 合理的な考え方 素早い
判断と行動力 決して私腹を肥やさない潔さ等 平均(たいらひとし)氏の
無責任では無い人柄が読めて納得したりして・・・・更に 今やメンバーの内 
生き残りは「犬塚弘」だけとなったクレージー・キャッツ・・・・
そんなこともあってこの映画の価値は全盛期のノリのいいスピーディな動きと 
その輝きにあり これは永久保存版として後世に語り継ぐべきものとして認め
たいと・・・・思ったりして
   ------------------------------
 【あらすじ】
無責任男『平均』(たいら・ひとし)
バー「マドリッド」で一人で飲んでると “太平洋酒”乗ッ取り話を小耳に挟む

太平洋酒『氏家』社長に 同郷の先輩の名を持ち出し近づき総務部勤務になった
「均」の初仕事は、大株主“富山商事”の社長を買収することだった

小切手一枚で見事成功  そして新橋芸者「まん丸」も 彼の口先にコロリ、
それで係長に昇進と・・・・全く気楽な稼業である

しかし 乗ッ取り男『黒田有人』が“富山商事”の持株を手に入れたと判って、
「均」は たちまちクビに・・・・

「黒田」の黒幕は“山海食品”社長『大島良介』
「均」は その「黒田」新社長就任パーテーに会いに行き・・・・
余興と宴会のとりもちの巧さから 渉外部長に返り咲いた

ところで伝統ある太平洋酒が山海食品の子会社になるとは、
太平側の社員にしてみれば無念な話である

一方、トントン拍子の「均」の下宿に バー・マドリッドの女給「京子」
芸者「まん丸」、太平洋酒の女秘書「愛子」が押しかけ、恋のサヤ当てを始める

「均」の次の仕事は、太平洋酒の商売仇である北海物産からホップの買いつけで
「均」は変なオジサン 北海の「石狩」社長をピンクフィルムとお座敷ヌードで
 攻略するのだが・・・・

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先日 「クレイジー・キャッツ」出演の映画は 全然面白くないと書いた
それなのに何故 面白くないこと極まりない この映画を敢えて採り上げたか?

そうなんです それはネ 映画のタイトル「ニッポン無責任時代」が気になって
50年も前の映画なのに 現在の日本を言い当てていて・・・そう思いません?

一昨日 福島第一原発事故は “天災じゃなく人災”だと 1年4ヵ月も経って 
やっとその結論を「国会事故調査委員会」が発表したんだ

「東電・経済産業省・原子力安全保安院」が 安全対策を先送りしてきた事実と
政府の危機管理体制の曖昧さを指摘したものだが・・・・

こんな大事故を起こし それを認定してるというのに責任を取る人が誰もいない

更に原子炉内の核燃料がメルトダウンしてるというのに その後の経過について
何の発表もないのは どうして?

それと もう一つ 大津市で起きた中学2年生の自殺問題 そのイジメについて
先生も生徒たちも 知っていながら 見て見ぬふりの・・・・  
学校も市教育委員会も イジメの認識は無いと 相変わらずの自己保全ぶり
そして 警察までもが 3度も相談を受けていたのに 取り上げずに・・・・

この国は 一体どうなってしまったのでしょうか? 

ということで この映画「ニッポン無責任時代」
映画の中身(筋書き)は マッタク無責任 そのもので 噴飯ものです
山田洋次監督が何故日本映画100選に選定したのかオイラには理解できません

主人公の「平均」(植木等)は 無責任というより 詐欺師マガイの男ですが
「植木等」の強烈なキャラクターがどんなおかしな事も気楽に笑い飛ばしてしまい

「サラリーマンは 気楽な稼業ときたもんだ!」って、それ アンタだけでしょ!
 又 それを 見抜けない企業の社長達幹部連中が無責任なのです

こんな風な 軽い喜劇映画に理屈はいらない・・・・とも思うが 余りにも酷い
ただ 当時大人気のクレイジー・キャッツの流行歌「はいそれまでよ」とか
「無責任一代男」なんかの歌を真ん中において それを見せたいだけじゃん

オイラ的には北海道の石狩社長役『由利徹」の 流石の笑いの技と
「お姐ちゃんトリオ」で活躍してた「重山規子」「団令子」「中島そのみ」だけ

とにかく 真面目に観ちゃあいられない 

でもね再度断っておくけど オイラ「クレイジー・キャッツ」は大好きだったよ
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最終更新日  2017年09月05日 13時59分20秒
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