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テーマ:読書日記(1657)
カテゴリ:偏り気味な読書日記
先日、あさのあつこさんの「弥勒の月」を読んだので、
弥勒シリーズ第2弾の「夜叉桜」を読みました あさのあつこさんの現代ものは「バッテリー」しか読んだことがないのですが、 時代物もとてもいいです 読むことが楽しいと思わせる小説です この話の中心人物は3人 ●過去のある小間物屋の主:遠野屋 ●癖のある同心 :信次郎 ●信次郎の使う岡っ引き :伊佐治 3人は、1作目で、遠野屋の妻が亡くなったことで出会うことになります 主人公の遠野屋は、いい人なんだけど、なんとなくまだ人間味を感じさせないというか 暗い過去はあるものの、できすぎ君な感じがあります 信次郎は、口も性格も悪い でもむしろこちらの方が人気ありそう 伊佐次のあったかい感じは、時代物に必須ですね 信次郎と伊佐治のやり取りも楽しい 夜叉桜とってもよかったのですが、 1作目(弥勒の月)の3人のキャラ設定の下に、 夜叉桜では、全く新たな事件を読みたかった気がしました とは言え、 遠野屋の過去は重く、そしてその過去は今もまだ遠野屋を離さないので、 また、そんな遠野屋に事件や狂人が引き寄せられていくので、 どっぷりと弥勒の月を受け継ぐ内容になるのは、しょうがないんでしょうねー 2作目は、引き継いだ分、ちょっとだけくどい感じがしました もちろん3作目も読むつもりです おすすめの時代物です 夜叉桜 長編時代小説/あさのあつこ【1000円以上送料無料】 丁寧な暮らしブログランキングはこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.08.01 19:44:03
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