スーパーの大手、興亡盛衰
スーパーの大手、ダイエーとイトーヨーカドー(セブン&アイ)そしてジャスコ(イオン)これらの興亡を学生が研究してまとめた本を読み考えさせられました。ダイエーは中央集権過ぎる体制(ワンマン)で調子が良いときは絶好調になるのですがその後の人事配置のミス、そしてトレンドを見誤った中でもなお拡大路線を突っ走り、結果的には多額の負債を抱えて倒産。一方、ヨーカドー(セブンイレブン)は無借金で品質管理を徹底し、経営陣も伊藤氏から鈴木氏への体制移行の成功と集中出店で、堅実路線を貫いています。(スタッフもベテランが多く、閉店も少ない)対等合併を繰り返す「連邦制」的な組織体制で発展したイオングループは、ある意味、民主的な体制と同時に創業者の岡田家は250年も続く老舗であり家族・社員隔てなく教育を徹底するとか。組織論として、かなり読みごたえがあり興味深いものがありました。