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2010.03.30
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カテゴリ:北浦周辺
金子みすゞ(本名テル)は、明治36年大津郡仙崎村(現在の長門市仙崎)に生まれました。
 みすゞが童謡を書き始めたのは、20歳の頃からでした。
 4つの雑誌に投稿した作品が、そのすべてに掲載されるという鮮烈なデビューを飾ったみすゞは、『童話』の選者であった西條八十に「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛されるなど、めざましい活躍をみせていきました。
 大正末期から昭和初期にかけて、26歳の若さでこの世を去るまでに512編もの詩を綴ったとされます。
 それから50余年。長い年月埋もれていたみすゞの作品は、児童文学者の矢崎節夫氏(現金子みすゞ記念館館長)の執念ともいえる熱意により再び世に送り出され、今では小学校「国語」全社の教科書に掲載されるようになりました。


日の光

おてんと様のお使ひが
揃つて空をたちました。
みちで出逢つたみなみ風、
(何しに、どこへ。)とききました。

一人は答へていひました。
(この「明るさ」を地に撤くの、
みんながお仕事できるやう。)

一人はさもさも嬉しさう。
(私はお花を咲かせるの、
世界をたのしくするために。)

一人はやさしく、おとなしく、
(私は清いたましひの、
のぼる反り橋かけるのよ。)

残つた一人はさみしさう。
(私は「影」をつくるため、
やつぱり一しょにまゐります。)

『金子みすゞ童謡全集』(JURA出版局)より

白木屋グランドホテルから車で15分の金子みすゞ記念館を御覧に是非お越し下さいませ。

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最終更新日  2010.03.30 00:57:00
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