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カテゴリ:ホクダンのペレットストーブ
ようやく竹をチップ状にして燃やしてみました!
正直言って半信半疑でしたが思わぬ感動がありました。 <運搬とチップ化> まず竹ですが、伐採後3年以上経った乾燥しきった竹 直径3~5センチ位の孟宗竹(孟宗竹の北限?のこの辺では 孟宗竹でも直径5センチ位にしかなりません) ガーデンシュレッターは「サイレントシュレッダー」という名で売られている ギア式のものを使用しています。竹は硬いので回転刃式ではちょっときついかも 竹をまとめて運びチップ状にする訳ですが、作業を始めて感動したのは "何と言っても作業が楽!!” 山から伐採木を運んで薪にした事のある人なら分かると思いますが、想像を絶する重労働 です。それに比べて楽なことこの上ないです。各作業を比較してみると ☆切り出し運搬作業 木:運び出せる(持てる)重さに切る必要がある (直径30cmほどの丸太だと1m位の長さが限界) 竹:軽いのでトラックに乗れば切る必要が無い(数メートル)。抱えて持ってこれる。 ☆玉切り 木:チェーンソーで1本1本 竹:基本的に必要ないし、必要な場合もまとめて縛って10本ぐらいまとめて切れる 木と比べてあまりおがくずが出ません 注)竹をチェーンソーで切ると刃が傷むという人がいますので、自己責任で ☆薪割り 木:斧or薪割り機(これも重労働) 竹:ナタでの軽作業(うちには無いが竹割り機という竹を一気に6~8分割出来る物も 売っている) ☆小枝のチップ化 木:小枝って意外と真っ直ぐでないのです。シュレッダーに入るように枝別れの部分で 切る必要がある。また、小枝は直径2cm位が限界 竹:中が空洞なので直径3センチ位の物はがんがん砕けます。 小枝が付いていても何の問題も無くチップになります。3メートル超の竹がそのまま 粉砕機に吸い込まれていく姿は爽快感があります。 <さて燃焼ですが> 予想通り着火はとてもいいです。すぐに火が付きます 焚き始め若干煙が多い気がします。竹のあくのせいでしょうか? やはり火力は強いのでぼんぼん燃えて行きます。臭いは木の燃える臭い ですが少し燻製のような臭いが強いです。 問題の燃焼時間ですが・・・ 吸気口を絞って燃やして2時間ぐらい・・小枝&ペレットの時より1時間くらい早く燃え尽きてしまいます。中間ダンパーを併用すると3時間は燃えると思います。 驚いたのが灰!ほとんど残りません。ペレットの時以上に無くなります。 <継ぎ足し> 竹の姿のままでの継ぎ足しは中が空洞のせいですぐに燃え尽きてしまうので、チップ状での使用がよさそうです。チップ状にすると小枝と比重は変わらなくなります。 チップ状ですと少量しか継ぎ足すことが出来ません(多量に入れるとくすぶってバックドラフトが起きます。) このストーブで使用する際は正規の使用通り二つの燃焼筒を交互に使うほうがよさそうです。 <感想> 竹はかさばるので同じ量を運ぶのに手間かも知れません。また乾燥させるのに置き場所も 必要です。が!それを上回る作業の楽さ!!気に入りました。 同じ量のチップを作るなら竹のほうが断然早く楽に作れます。 よく庭にウッドチップを敷いている人がいますが、竹のほうが腐らないしいいのではと思ってしまいました。 燃焼時間は早いので、ペレットや薪と混ぜて使えば有効な燃料となる事間違いありません。 今後併用していきたいと思います。有効な提案をしてくれた。竹燃料さんに感謝!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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実証していただいて本当にありがとうございます。
そうなんですよね。 薪だと伐採・玉切り・運搬・薪割が重労働で危険を伴う作業が多いのですが、竹は空洞が多く嵩張るので薪と同じ重量を運ぶとき回数が増えるのですが、運搬や燃料加工が安全で楽な軽作業ですむんですよねー。 私は、太陽熱温水器の温度が下がる九月下旬から五月上旬まで、灯油兼用薪風呂釜で山から持ち帰った孟宗竹を、高速切断機を使って簡単に手早く、竹の節と節の間を切断して、爆発しないようにして燃やしてます。 スズメバチのいなくなる十一月に孟宗竹を切って一年間置いておいて、翌年の十一月に乾燥して、枝がほとんど腐ったり、自然に折れたりして無くなってから、家に持って帰れば、乾燥させるのに置き場所は必要ありませんよ。 竹がかさばる点については、発電機を持っていって、ギア式ガーデンシュレッダーで竹チップにすれば、運搬回数を減らせると思います。 入れている竹チップの量が、少し少ない(排気口に届いてない)ようなのですが、竹がなくなったのでしょうか? 吸気口を絞って燃やした場合、2時間越えなかったのでしょうか?出来れば正確な時間が知りたいです。 竹チップは継足さずに、二つの燃焼筒を交互に使うほうがよさそうですね。 ウッドチップの件は、密閉式のペール缶に竹チップを入れて、下には穴を開けて直径13mm程度の金属パイプを、ネジ止めして燃焼筒の上において、蒸し焼きにすれば、さらに腐りにくい燻した竹チップや、竹炭が作れると思います。 しかも、発生したガスは金属パイプを通じて、下から出て燃焼筒の中で燃えて、一石二鳥だと思います。 竹チップが燃えてる写真を入れて、トラックバックしていただけないでしょうか? よろしくお願いします。 (Jan 27, 2009 03:00:27 AM)
竹チップ燃料さん
ページをアップし直しました。 竹はもちろん燃料筒一杯にして試しています。 燃焼時間は焚き方や条件によってかなり変わりますので表現が難しいのですが、竹に限らずシュレッダーでチップ状にするとどうしても隙間が多いので燃え尽きる時間が短いです。圧縮率の高い燃料を隙間無く埋めるとゆっくり燃えて長続きします。 竹燃料さんは普段から竹を燃料として使っているようですね?竹も短く切れば継ぎ足しながら焚き続けるのに向いていると思います。灰が少ないので処理が楽ですね (Jan 31, 2009 07:07:51 AM)
私はペレット以外に板材の節穴を埋めるときにつかうヒノキの駒の残材をもらってきて燃やしています。竹よりは火持ちするほうですけど、やはり燃焼時間は短いですね。そこでペレットを混ぜるか、もしくはオガライトを混ぜて使っています。
オガライト1本を3つぐらいにわって放り込んでおくと長持ちしてくれます。 (Feb 2, 2009 10:23:46 AM)
通りすがりです。灰が殆ど残らないということは、竹は元々、不燃のケイ素分が少ないのでしょうね。
勉強になりました。 (Nov 18, 2012 09:19:59 PM) |