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*ゆめうつつ*
長い長い横断歩道の
手前に私は立っているらしい
時間は何時頃なのだろうか
太陽は見えない
明るい灰色な空模様
どうも色の無い世界のようだ
信号も無い大きな交差点
車は車道に2台
走っているのに止っている
私は横断歩道の向こうに行きたいのだけれども
なぜか足を踏み出せなくて
交差点の向こうに見える
冬枯れた銀杏並木だろう
ただ眺めている
ぼんやりとしているわけではない
その小枝の先までも鮮明にみている
時間の感覚は無い
ふと足が軽くなったような気がして
渡ろうと思ったら
目が覚めた
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