AOKIによるフタタに対するTOB2006年8月7日AOKIはフタタに対しTOBを宣言。TOB価格は700円。8月3日終値は400円。 8月4日は寄らず。 5-6日は土日。 7-8も寄らず。 プレミアムは75%。但しコナカも参戦表明で11日に850円まで買われた。 http://ir.aoki-hd.co.jp/medias/1716855434_06080712522125221254012473.pdf フタタの第1四半期決算(2006年5月22日発表)を元に計算 http://www.futata.co.jp/futata/pdf/no50_kessantanshin4-1.pdf BPSは982円 流動資産7,417,939(千円)+投資その他の資産5,537,135(千円)÷発行済み株式総数18,216,521=711(円/株) (フタタは有利子負債0) (流動資産7,417,939(千円)-3,184,809(千円)+投資その他資産5,537,135(千円)-その他244,681(千円)))÷発行済み株式総数18,216,521=522.9 (流動資産7,417,939(千円)+投資その他の資産5,537,135(千円)-未払法人税等24,670-預り保証金227,490)÷発行済み株式総数18,216,521=697(円/株) (流動資産7,417,939(千円)+投資有価証券2,706,817(千円)+敷金及び保証金2,705,816-貸倒引当金120,220-未払法人税等24,670-預り保証金227,490)÷発行済み株式総数18,216,521=696.4(円/株) 流動比率=流動資産7,417,939÷3,284,337×100=225(%) このフタタですが、2004年8月4日に「しんさん」が自身のHPで取り上げています。 http://money--master.com/ 当時からバリュー株もいいとこだったわけですね。 http://money--master.com/pmv2.htm また、当時AOKIが「トリイ」にTOBをかけた時にも分析しています。今回のフタタを買収するのと似た方法でTOB価格を算出しているのがわかります。 http://money--master.com/PMV1.htm 但し、「トリイ」が無借金経営だったとして、流動資産しか考慮していなかったとすると(固定資産の投資その他の資産を無視)、今回のフタタに当てはめれば、 流動資産7,417,939(千円)÷発行済み株式総数18,216,521=407(円/株) とTOBをかける前の株価400円(8月3日)と殆ど変わらなくなってしまう。 こういう手法で考えるとPERとかPBRって意味の無い指標の様な気さえする。 |