2006/07/31(月)22:31
神官は王に愛される
吉田珠姫さん原作のファンタジー「神官は王に愛される」を聴きました♪
<キャスト>
羅剛王:中井和哉 冴紗:千葉進歩
和基:小野大輔 永均:梁田清之
ストーリーテラー:一城みゆ希
この作品は原作を約1年前に読んだのですが、羅剛王がツボにはまってしまい
かなりお気に入りに♪(原作感想はここ)
CDになるという情報をインターさんで見れば、中井さんと千葉さんでイメージピッタリ
で、結果は・・よかったです!!ミスキャスト無し♪
「神官は・・」は幼い頃から冴紗激愛の羅剛王が男の冴紗を妃に迎えるまでの物語。
羅剛は自分のミスで冴紗を神殿に取られてしまい4年間苦しみ抜きます。
が、最終的にはごり押しの我儘決着!
神官である冴紗をさらって汚し、ほとんど狂人。
周囲も王の狂いぶりに冴紗への想いを認めざるおえなくなり、男の妃を迎えるはめに~
(しかも民には女性として紹介する模様)←いいのか?
これだけ書くと少々笑える展開ですが・・当人達は大マジメ!!
羅剛の何もかも捨ててイイという執着愛はお見事で、
冴紗が愛に応えてくれれば手放しで喜び、土下座せんばかりに求婚する姿はなんだか謙虚でもあり・・。
男を妃に迎える大ウツケですが、とにかく憎めず可愛い!!
こんな羅剛を中井さんが好演♪偉そうで一生懸命な王様に声がピッタリでとてもよかったです。
千葉さんもほとんど女な冴紗をラブリーボイスで可憐に演技♪
ラストの「尊いお腰の剣で刺し貫いて・・」は音にすると尚凄かったです~(笑)
この作品は台詞が完全に時代劇。なので声優さん泣かせな小説だったと思いますが
中でも超言いにくそうなのが「サシャ」。
ブックレットで小野さんが土下座してますが・・和基は「サシャ」に「様」も付けるので
大変なことになっていたようです(笑)
小野さんは先日ネオロマで見かけた声優さんでしたが、まとめて聞いたのは今回が初めて。
ナカナカいいお声で・・気に入りました~♪
さて、このCDでちょっと残念だったのはナレーションが多めだったこと。
物語の舞台設定が難しい上に1枚なので仕方がないのかもしれませんが、もう少し脚本に力を入れてもよかったかも。少しナレーションに頼りすぎた感がありました~。