2009/05/07(木)22:14
タイトロープ・ダンサー
久能千明さんの「青の軌跡シリーズ」第12巻・13巻
<タイトロープ・ダンサー STAGE4・5>を読みました。
←ステキ表紙~♪
前巻から実に3年4カ月ぶりの新刊!
しかも2冊同時発売で何とシリーズ完結~~
が、正直間があきすぎ・・ (STAGE3感想はここ)
STAGE3はタイトロープ以前の作品のよーにキリがイイところで終らず、
そのため再読する気になれず・・
そうこうしている内にもしやもう出ないのでは??
という年月がたってかなり内容を忘却。
なので熱が冷めてしまった状態で4巻に突入するのは少々億劫でしたが、
読み始めてしまえば何とかOK♪
お話は引き続き司令官&グイド救出作戦を進める三四郎・カイ・サーシャそして黒幇達で、
息もつかせぬトラブルとバトルの連続
最後の数ページまで安心できないハラハラ展開でした。
が、今回は戦闘シーンだけでなくラブシーンもしっかり濃厚
相変らず物事に一々グルグルするカイと、あっさり単純な三四郎は水と油CPですが、
ラスト2巻はカイが デレを大放出
<死>に感応してしまった経験から、カイは生きることに前向きになり、
三四郎にも甘えられるようになります
三四郎もそんなカイに「俺、あんたに惚れてるんだぜ」 と直球素直愛
必ずサンドラ達の元に帰ろうと約束を交わすあたり、怒涛のわりにラヴな最終巻でした。
タイトロープ・ダンサーは三四郎とカイ以外にもう1組・グイドとサーシャCPも注目で、
この二人はシリーズ3冊目の「カタルシス・スペル」で登場。
「カタルシス・・」はシリーズ中でも1,2位を争う面白さでしたが、
どーも正確に思い出せず、とりあえずCDを聞いて原作を乱読してみました。
で、久しぶりに聞いたら面白かったぁ。
モリモリの声が若いからなのか、三四郎だからなのか・・高音で新鮮(笑)。
中原さんもこの上なくカイでした♪
<キャスト>
森川智之(三四郎) 中原茂(カイ)
梁田清之(ロード) 小林優子(サンドラ)
中村秀利(グイド) 真殿光昭(サーシャ)
にしてもこの作品は10年くらい前のものでしょうか?
原作にいたっては初刊の書き出しが15年も前らしいので、久能さんはけっこうベテラン作家さん。
なのでBLに出会って間もない6年前に読んで聞いた作品ですが
その頃既に「ファントムぺイン」まで出版されていました。
「青の軌跡」はBLにしては珍しいSF作品でしたが、ツンデレ女王様なカイと
直情型の三四郎の関わりが面白く、自分と向き合う心理描写も丁寧。
宇宙ならではのスケールも楽しめて、そのせいかCDも迫力があって聞き応えがありました。
が、続編CDは今更無理でしょうね~・・。
でもその後の甘甘小説はかなり読みたいっ。同人誌でもイイから出していただきたいです!
*青の軌跡シリーズ
・青の軌跡(上下)
・カタルシススペル
・クリスタルクラウン(上下)
・バロックパール
・ペルソナノングラータ
・ファントムペイン
・タイトロープダンサー(1~5)
未読の方は是非!今なら焦れずに一気読みできます♪