2011/02/27(日)13:33
世界は光に満ちている
深井さんの新刊『世界は光に満ちている』を読みました。
今回は2007~2010年に描かれた5つの作品が収録。
相変らずの短編集でしたが、時代背景がちょっと古めで、
1番気に入ったのが表題作の戦中物。
米軍の負傷兵とそれを助けた日本人の兄弟の交流が素晴らしく、
カバー裏と描き下ろし漫画もこの3人で和み系。
が、本編は死ネタなので相当切ない展開で・・
短いながらも心に残るお話でした。
この他ツボだったのがオヤジ受の「上弦の月が沈んだら」と「五月雨る抱擁」。
二編とも優しそ~な目の下小皺キャラがイイ感じで、
少ないページ数にも関わらず、時の流れ方が絶妙
途中「契る花」という触手ホラーもありますが・・
全体的に年下攻が多いので概ね満足♪
のびのびとした絵柄と展開の早いストーリーを楽しむことができました。