2011/05/03(火)21:43
直江BD&邂逅編新刊
本日5月3日は直江(橘義明)のバースデーです
HAPPY BIRTHDAY 直江
で、ケーキでも買おうかな~と地元デパ地下をウロウロしましたが、
どーもピンとくるものがなくてこれを購入↓
仙台銘菓・萩の月
被災地応援になるし、「萩の月」は好物だし、
直高も仙台へ行った時は食べたかもしれないし・・
と色々こじつけて、BDとは関係ないけどこれに決定。(ゴメンネ直江)
久しぶりで美味しかったです!!
さて、ついでに4月末に出た新刊『炎の蜃気楼邂逅編/真皓き残響(仕返換生)』の感想です。
今回は「亡霊双六」「紅衣観音」「仕返し換生」と3つのお話が入っていて、
1番長編なのが前・後編に分かれている「仕返し換生」。
(「亡霊双六」の感想はここ、『紅衣観音』の感想はここ)
このお話は直江と宿体・九郎左衛門の戦いと葛藤と描いたもので、
怨霊となっていた九郎左衛門と体を奪いあうことになる直江。
景虎の兵蔵太事件とは逆のことが起こったために、
現在の直江が消えることに焦る景虎さま。
が、直江ほどの暑苦しさはなくて、
体の乗っ取りをラストで阻んだのは残念ながら第三者・・。
それでも九郎左衛門が自ら納得できる死を迎えられたので
ある意味ハッピーエンドでした。
桑原さんは今回の後書きで
「生と死を扱うこの物語をこの時期に書くのは辛い」とこぼしていましたが、
だからなのか・・
「人は生きる理由などなくても生きるのだ。
空っぽになっても生きておらねばならんから、苦しいのだ。
仲間も故郷も愛する女も、何もかも喪うてしもうたとしても!」
という直江の言葉や、直江に<生きる>ことを促す九郎左衛門の言動に
きちんとあの災害が重なりました。
桑原さんは文庫100冊を突破したようで、この邂逅編は12冊目。
本編が終了してからのこのシリーズには(『琵琶島姫』以降)
正直濃さや熱さや萌えが足りなくなって、時々もっと、もっとと思ってしまいます・・。
が、完結から9年という時間の流れにはやはり勝てず、
2次元は不変ですが、作家さんは我々と同じ生ものということを忘れてはいけませんね。
*コバルト文庫は35周年のようですが、
これを機会に文庫の装丁を変えたらどうでしょう。何か垢抜けないっ。
**ほたか乱さんの公式が2月から更新されてません。
挿絵でお忙しかったのか??体調とか・・ちょっと心配です。