Single Income Three Kids

2018/07/23(月)19:56

もう二度と暴れさせない

明るい自閉圏研究室(724)

チビと、「来年通う学校について、話をしようね」と打ち合わせていた。……はずだった。 今日はイヤ、という主張を呑んで、「じゃあ今週の土曜日ね」と。午前中は遊びに連れ出し、本人の要求を聞いてやり、帰宅後は「じゃあ簡単にね」とパンフレットを出した、とたん。「ややこしいー!」怒りやイライラもこめられてはいるが、むしろ「こうするといいんだ」ふうの口調で、パンフを引き裂いた。思うに、「こうすれば、ややこしいことから逃れられる」という確信を含んでいる。 ある程度予想はしていた。破かれたパンフをひったくり、おれが破く。「じゃあ、もうこの学校へは行かないね」どんどん破く。チビが「いく!」と騒ぎ始めるのを無視して、ひたすら破く。当日の資料を取り出して見せる。破く。奪い取ろうとするチビの手に資料を差し出し、「はい、そっちから引っ張ってー」と促す。泣きわめき始めたチビに、「高校生でしょ、そんな叫ばないで」と注意し、ひたすら破く。「そうだ、いいものがあるよ」以前貰ったパンフがもう1冊あった。「さあ、これも」破く。チビの叫び声は号泣になっている。「声が大きいよ。あかちゃんみたいに叫ばないで」さらに破く。もみくちゃにする。「もう行かないからね、学校へはかーちゃんから連絡するから」「いく!」「ややこしいから、行きません。勉強しません」「べんきょう、する!」「ややこしいから、しませーん」叫び続け泣き続けるチビの前に、紙くずの山が築かれる。「これ、学校の先生に見せようか。喜ぶかな?」「よろこばない」「そうだね、がっがりするね。がっかりさせてやろう。ややこしいからこうしましたー」チビが号泣する。破く。さらに細かく破く。 とにかく。「ややこしい、とパンフ1枚破いた結果、すさまじく嫌な思いをした」という展開を、刷り込む。今日はこの程度にしとくが、明日もやる。 しかしポイントはそっちじゃなく、「勉強したらいいことがあった」の経験を刷り込むほうなんだよな。難しいな。

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