自由になりたいししまの　のびのび日記

35歳で亡くなった友人の話です。
あだ名はうっしー。


うっしーは元々友人の旦那さん。　

職場の先輩(さおりさん、仮名)の彼氏、旦那さんでした。


さおりさんと私の退職後も
お互い引っ越ししても
家族ぐるみで仲良くさせてもらいました。


毎年二人が住む名古屋まで
泊まりに行かせてもらいました。

車でアウトレットや京都や
色々な所に出かけたり
全員B'z好きなので
イントロクイズをやったり。



私が最後に名古屋に遊びに行ったのは
上の子の妊娠中。


さおりさんとは地元が一緒だから
これからは長期休暇の時に地元で会う感じになるのかな
しばらく名古屋には来られないな
と思っていました。


さおりさん宅は3歳、1歳の子二人の子育て中。
バタバタした様子を見て
子育ての大変さを覚悟しました。

そんな時
たまたま二人になった時に
うっしーが言ったのです。


「後でさおりのこと、温泉にでも誘ってやってくれへん？

子どものことは俺が何とかするから。

自分からは出たいって言えへんし
そうでもせぇへんと
子どもから離れられんくて
さおりストレス溜まってるわ」


私も妊娠7か月くらいだったので
すぐには無理でしたが

「じゃあ、私も少し落ち着いたらね」

と約束しました。


そして産後。

私が遊びに行った直後に妊娠が発覚し
さおりさん宅にもうちの上の子と同級生の女の子が産まれていました。

「育児って大変ですねー、さおりさんちは三人ですもんね」
「もう、動物園だよー」
なんて電話で話していました。


そして子どもが一歳４ヶ月のとき
突然こんなLINEがさおりさんから来たのです。
　


「突然なんだけど、昨日の夜うっしーが亡くなりました。びっくりさせてごめんね」　　　







( ﾟдﾟ)





？？？！




ベビーカーで散歩していて家に帰宅中だったのですが
動揺してしまい、慌てて姉に電話しました。

姉も私の様子を察して
「落ち着きなって！」と冷静にさせてくれました。


うっしーは仕事からバイクで帰宅中に
車と衝突しました。
即死状態だったそうです。


しかも命日は３番目の子の誕生日。


まだ35歳なのに？
奥さんと子ども３人(5歳3歳1歳)も残して？


こんなことある？

って思いませんか？



「今から帰るね」
という電話が最後の言葉になってしまったそうです。


名古屋までお線香を上げに行ったけれど
なかなか死を受け入れられません。


その半年後、
用があって新幹線で大阪に行った時も
停車した名古屋駅を見ただけで涙が…



「どうしてうっしーがこんな目に…」


しばらく私は気持ちが塞いでいました。

特にB'zのライブのあとは
うっしーのことをよく思い出して
悲しい気持ちになっていました。


でも4年かけて
ようやく最近うっしーの死を
受け止められるようになってきました。

こうなってしまったのは残念だけれど
私も前を向くしかない。


そして交通事故で亡くなった友人に
お願いするのも変だとは思うけれど

私が高速道路を運転する前には
必ず彼に心の中でお願いします。


「運転気をつけるから、うっしー私のこと守ってね。
私にまで何かあったら、さおりさんもっと悲しむよ」


昨日も実家から高速道路に乗って
自宅に帰ってきました。

私のお願い聞いて
無事に帰宅させてくれてありがとう。


うっしーの遺言
子どもが成長したらさおりさんと絶対温泉に行くね。





次回、どうやって私がうっしーの死を受け入れられるようになったか？

ある友人との出会いがありました。

その話を書きたいと思います。





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