友人に勧められて
久しぶりに小説を読みました。
カーテンコール! [ 加納 朋子 ]
閉校が決まっている女子大で
様々な事情により卒業出来なかった
女子大生たちが主人公の
連作短編小説です。
拒食症に性同一性障害、肥満…
それぞれの事情を抱えている女の子たち。
そんな一筋縄ではいかない彼女達が
学長角田先生のもと
なんとか前を向き、ゆっくりと歩みはじめていきます。
全ての話が
最後の章でつながるようにもなっていて
悲しい部分もあるのですが
読後感はとても良いです。
大人になる一歩手前の
微妙で不安定な時期。
はるか昔のことだけれど
私にもこんな時期があったかしらと思いながら。
9月の卒業式がラストシーン。
ひまわりの前での青空卒業式です。
(表紙の花束も、ひまわりがメインですね)
~~~~~
ひまわりの花言葉は
「あなたは素晴らしい」
これは魔法の呪文です。
これから先、何か困難に出会ったとき、自己嫌悪に陥ったとき、そっとつぶやいてみて下さい。
「私は素晴らしい」と。
そしてどうかひまわりのように、常に明るい方、暖かい方を目指して進んで下さい。
そうすれば、そんなに大きく間違えたりはしませんから
~~~~~~~
角田理事長は
こんなスピーチを残します。
なんと愛に溢れる言葉。
いくつになっても
不安や迷いは出てくるもの。
そんなときには魔法の言葉が役に立ちそう。
「私は素晴らしい」
みんなに伝えたい言葉です。
とても良い本でした。
****
義理の両親から
お中元で桃を頂きました🍑
既にとっても良い香りだけど
まだ少し固そうなので
あと数日我慢ガマン…
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