CWC 浦和・ACミラン戦
ミランの勝利は当然の結果だが、浦和がここまでサッカーをさせて貰えないとは思わなかった。サッカーらしきものが出来ていたのは最初の10分だけ。残りの時間は、「トヨタカップ」に備えてのACミランの調整試合となった。世界とはとにかく速さが違う。ランニング、パス、そしてプレイの選択。浦和の選手の足に重りが付いているのかと感じるぐらい。まぁ浦和は、Jの中ではトップクラスの速さを持っているのだが。カカの超絶ドリブルからのクロスでセードルフが得点してからは、ミランは完全にクールダウンモード。気を抜きすぎて、近頃首が涼しくなっているヂダの怠慢プレイに、リンギオが喝を入れる場面も。スコアは1-0だが、明らかにそれ以上の差があった。残念ながら、CWCは当面形だけのものになるだろう。それ以前に、開催国枠や日本人選手の一時移籍、誰が見ても無理なオセアニア代表等、大会の存続自体に疑問符も付く。一番疑問なのは、明らかに差があるのにもかかわらず、互角の戦いと言い続けたテレビ局の姿勢であるのだが。