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テーマ:家を建てたい!(9814)
カテゴリ:自然素材・摂理を考えた施工
丁度、雨が降った日に撮影したので濡れていますが、 私たちは、防蟻処理の薬剤を構造材(材木)に塗りません。 シロアリよりも、住んでいる人間への健康被害が大きいと思うからです。 でも、日本の殆どのメーカーや工務店は、1階の壁1mくらいの 高さまで薬剤を塗ってしまいます。それは、塗らなかったことで 後でシロアリの被害が出た時、問題となることを恐れるからです。 こんなことを当然のこととしている日本の住宅行政も 本質を見誤っているとしか言いようがありません。 だから、私たちは物理的にシロアリがいやがるような工夫をします。 まずは、ベタ基礎。床下全面に鉄筋入りの厚いコンクリートを打ちます。 地震に強いし、土をもぐってきてアリが侵入することがありません。 (シロアリは、飛んでくるより土の中を通ってくることの方が 多いんですよ) 次は、基礎パッキン。これは、基礎と土台となる木の間に 石を練りこんだパッキン材を挟み込むやり方です。 そうすると、土台全体が基礎から浮いている形になって 床下全面に風が入り乾燥します。シロアリは湿気が好きですから、 こういう床下環境は大きらいです。 そして、最後に、ヒノキの土台を使います。それも、木の中心部である心材です。 ヒノキは、ヒノキチオールという虫のきらいな物質を含んでいます。 (ヒノキのよい香りは、この物質なんです。) また、心材は辺材と比べて固いんですね。だから、食べにくい。 こんなことを考えながら、家づくりは進みます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年03月29日 13時35分33秒
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