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テーマ:家を建てたい!(9814)
カテゴリ:ドライウォール
以前、バズーカという大きな道具を使って、紙のジョイント・テープと 天然石膏のパテを同時に施工するというお話をしたと思いますが、 これは、下地処理の第一段階の施工なんです。 石膏のテーパーボードの両側が、このように少しへこんでいますから この部分に十分な量の石膏パテや紙のテープが入るんですね。 また、輸入の天然石膏パテは、国産のパテのように かたく固まりません。国産のものは、VOCと言われる有害な溶剤が 含まれていますから、速乾性がありプラスチックのように固く なります。 でも、固いということは、粘りがないということですから 逆に力が掛かるとクラックが出やすいということなんですね。 「柔よく剛を制す」ということでしょうか。 さて、上の写真ですが、これはドライウォーラーがフラット・ボックス という道具を使って、石膏パテを上塗りしているところです。 先程お話したバズーカでジョイント部分の下塗りをした後、 幅広のコテを使って、更に石膏パテを上塗りします。 その後、更に幅広に石膏パテを塗る為に、このフラット・ボックスで 上塗りを重ねます。 天然の石膏パテは、水分が抜けるまでに時間が掛かります。 だから、1つの工程をこなしたら、すぐ次の工程に掛かれるという 訳にはいきません。次の日乾くまで作業はお預けなんですね。 だからと言って、厚塗りして工程を早くしようということは いけません。そうすると、パテの中まで乾かないので、 十分な強度が出ないのです。 パテ塗りは、塗装と同じく薄く何度も時間を掛けて塗ることが 大事なんですね。 時間やコストは必要ですが、いい仕事とはこういうことから 生まれるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年12月03日 13時49分41秒
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