2007/12/24(月)12:52
ドライウォールの塗装
この写真は、美和町のK邸で先日ドライウォールの見学会を
やった時に撮影しました。
一番左が、ドライウォールの下地処理をした状態です。
見にくいかも知れませんが、オレンジピールと呼ばれるブツブツも
吹き付けてあります。また、石膏ボードのつなぎ目部分に
石膏パテを念入りに塗り込んであるのが分かりますか。
その次(左から2番目)が、下塗りのシーラーという白い塗料が
塗られています。これを塗ることで、ボードへの塗料の染み込みを
減らしたり、上塗りの塗料の密着性が上がるんですね。
その右(左から3番目)が、色の付いた上塗り塗料を
1回塗った状態です。何故か一番右の2度塗りよりも
濃いように感じませんか?
それは、下地になっている石膏ボード自体のベージュ色が
1度塗りでは押さえられていないことを表しています。
だから、シーラーを使わずに上塗り塗料だけで2度塗りしたり、
シーラーと上塗りを1度だけしかしなかったりすると、本来の
希望の色は出ないんですねぇ。
微妙なことですが、色というのはそれほどシビアで
インテリアのデザインを変えてしまうくらいのことなんです。
でも、こうやって3回塗り重ねるようなことをやっている
住宅メーカーは、ほとんどないんですよ。
だって、手間が掛かるし、揮発性化学物質(VOC)が一切入っていない
カナダの水性塗料は、乾くまで半日以上待たないと
その次を塗れないもんね。
工期が早くて、値段が安い住宅メーカーもありますが、
私のところは正反対か・・・・。