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テーマ:家を建てたい!(9410)
カテゴリ:屋根材
日本の屋根で一般的なのは瓦ですが、重くて地震の揺れに
対して不利であるという理由で、そのシェアをコンクリート を主材とした屋根材(スレート瓦)に奪われつつある。 最近は、耐震瓦というものも生まれてきているのだが ずれにくいというだけで、重いことには変わりがない。 でも、瓦のいいところは、コンクリート瓦より長持ちする ということ。 表面に使われているのは、ガラス質の釉薬だから 劣化が遅い。だから、20~25年は持つと言われています。 ただ、塗り替えができないので寿命が来たら 全部載せ替えることになるのが大変だ。 その点、カラーベスト等のスレート瓦は表面の塗装の 塗り替えをすれば、60年は持つというのだが、 その頻度が約10年。 そう、新築してから10年で塗り替えが必要になる。 その際、足場も必要となるので、外壁の塗り替えも一緒に やれば合理的ということで、その出費は約100~150万円。 ガリバリウム等の金属屋根材の耐用年数も、20年。 (また、ウレタン断熱ボードを下地に敷かないような 安価な施工だと、金属は雨音や熱が気になるんだなぁ。) 住宅ローンがまだまだ残っているから結構大変だよね。 ![]() そこで私たちが使っているのが、この輸入のアスファルト シングルという屋根材。 写真を見ると、薄いものが何枚も重ねて貼ってあるのが 分かります。 また、表面は何かブツブツしているのが分かりますか? この屋根材は、アスファルトの中にグラスファイバーが 練り込んだ状態で板状にしてあるのですが、その表面には 天然の細かな石をまぶして色を付けてあります。 まだらな色の石ですから、屋根にもアクセントが あると思いませんか? 天然の石ですから、塗料と違って色落ちしない。 また、屋根材自体の耐久性も30~40年。 太陽の熱で、アスファルトの接着剤が溶けるので 防水性も上がるという優れもの。だから、台風にも 強いんですよ。 勿論、薄い板状ですから重量も軽い。 (と言っても、瓦より軽いというだけで、結構な重量が あるので、現場へ搬入するのに一汗かきます) 屋根のメンテナンスは、住宅ローンが終わって 余裕が出来てからにしたいもんですよね。 そうそう、この屋根材は寿命が来たら、載せ替えに なるのですが、予算がない場合には最悪上から 重ね貼りも出来るのです。 厚みが出てしまうので、あまり納まりはよくない ですが、はがす手間や処分費が抑えられます。 まあ、アスファルトですから、紙をはがすみたいに ペロ~ンと簡単にはがれますが・・・。 新築する時は、見た目と価格を重視しますので メンテナンスの必要性を忘れてしまいがちです。 将来計画も、よ~く考えましょうね。
Last updated
2008年09月02日 14時00分01秒
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