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テーマ:家を建てたい!(9403)
カテゴリ:家のメンテナンス
もう10年近く前に建てさせて頂いたお客様から
連絡があった。(建てたのは、以前勤めていた会社) 和室の天井から、雨漏りしているという。 でも、その時は、晴天続きで雨漏りする状況にない。 頭の中でひらめいたのは、そこの上には 熱交換型換気装置付全館冷暖房システムが 屋根裏に設置してあるということだ。 ![]() このシステムは、大型の集中エアコンで、家全体の 温度を年中管理していくという、まさにホテル並みの 快適性を誇るものなのです。 まあ、新築住宅に於ける換気装置の設置義務化が 追い風になって、最近は多くのお客さんの家で 施工するようになってきたのだが、やっぱり 全てを機械に任せるという安易な考えには、 一概によしと言えない私なので、花粉症などで 窓を開けられないような人以外は、積極的には お勧めしない。 さて、今回まず考えたのは、エアコンが集めた 室内の湿気を水分として逃がす為に、排水用の 配管が外に向けて長く取り付けてあるので その接続箇所が怪しいのではないかということだ。 でも、そこは周りも含めて全くきれいなものでした。 ここでないとなると、残るは巨大な本体。 機械の下に手を入れてみたら、何か手に付くものが ある。やっぱり、本体内部から漏水しているようだ。 お客さんも、エアコンの電源を入れると雨漏り しだしたと言っていた。 でもさぁ、たくさんの大きなダクトにつながれた この本体。どうやって修理するのかなぁ。 現場じゃ、ダクトがいっぱいで足元もおぼつかない 状態なんだ。 かと言って、一旦外に出そうにも、こんなに でかくちゃ屋根裏から出ないんじゃないの? こうした時に、対処できるように施工しておかないと 大変なことになる。 大方の住宅メーカーもこの調子で施工しているから 将来の機械の交換などは、相当大仕事になるだろうなぁ。 所詮、人間の造るものには、限界があるのです。
Last updated
2008年09月21日 13時57分44秒
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