2009/05/24(日)15:41
水性アクリル塗料は、取扱い注意!
室内の壁を、私たちはクロス貼りに代えて塗装壁である
ドライウォールにしているんだけど、それに使う
塗料もカナダから輸入している。
水性アクリル100%の高級塗料「PARA」がそれだ。
無公害だから、安全でにおいも殆どしないんだけど、
全くの水性だから、0度くらいで凍ってしまう。
3回凍結と解凍を繰り返すと、アクリル塗料は
ゼリー状に固まってしまうんだ。
国産の水性アクリル塗料には、有機溶剤も
含まれているので、氷点下になっても凍らない。
それがどうした?って言われそうだけど、
実はこれが大きな問題なんだ。
冬場、カナダや経路になるベーリング海は、
氷点下の世界になる。ということは、
11月くらいまでにカナダから出荷されないと
冬場の凍結リスクが高くなる。
丁度、ギリギリのタイミングで出荷してもらったんだけど
トロントからバンクーバーまでの列車が止まって
一週間くらい足止めされた。
そして、到着後、塗料の中身を確認したら、
写真のようにフルーチェのようなプリンのような
固体が塗料に混じったようになってしまった。
いや~、やられました。
前にも一度そういうことがあって、気を付けて
いたんだけど、またやってしまいました。
自然の摂理には、逆らえませんねぇ。
だからといって、有機溶剤のような有害なものが
入った塗料に変えるつもりもありません。
在庫のリスクもありますが、面倒を覚悟で
こうした資材を使うには訳があります。
安全性と美しさ。これを両立させるのが
ドライウォールであり、PARAなのです。