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2010年10月21日
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全館空調配管図



さて、今回は、全熱型と顕熱型の2つの熱交換換気システム
についてお話することと致します。

簡単に言えば、全熱型は家の内外の温度(顕熱)を交換する
ばかりでなく、湿度(潜熱)も交換するという機能のある
システムです。

つまり、室内の空気を排出するが、温度と湿度は再び室内に
戻してくれます。これは、吸気と排気の熱交換をする為に
両方の空気のダクトが、紙のエレメントを介して接している
ということで実現出来るのです。

ただ、そこでの問題点は、湿気ばかりか臭気も交換してしまう為
室内の臭いの一部がまた室内に入ってしまうということと、
紙のエレメントに於いて、温度差や湿度差の大きい冬場に
結露を起こす可能性がある為、寒い地域での採用を控える
必要があるということです。

この場合、室内に有害化学物質を放出する素材があれば
常に室内の空気汚染が循環する状況が生まれます。

また、夏場に冷房を切った時にダクト内での結露が懸念されたり、
排気すべき空気の一部が再度吸気される為にダクト内に汚れが
溜まるという問題点も指摘されたりしています。



全館冷暖房



次に、顕熱型は、家の内外の温度を交換するだけで、湿気は
全く交換されません。これは、エレメントに樹脂を使用して
いる為で、臭いが戻るということもありません。

ですから、湿気が常に屋外に放出される状況になり、
室内が乾燥するということになります。ですから、過乾燥
にならないように注意が必要ですし、集めた湿気が水分に
変化した時の為のドレンパンも必要と言われています。

しかし、臭いが戻らないのでトイレやペットの臭いを
別系統で排出する必要がないという利点もあります。
(別系統にすると給排気の風量バランスが、結構大変です)

ただ、臭いの問題については、室内の空気全体に対して
1%程度しかリターンしないということを述べる人もいる
ので、全熱型だからといって大きな問題と考えなくても
いいという議論もあります。(臭いの質や量、個人の敏感度
によって個別に考えることは必要ですよ)

まあ、ここまでお話ししたように、全熱型にしても
顕熱型にしても、それぞれ長所や短所が存在するのです。

話は変わりますが、昔、山武という大手空調メーカーが
顕熱型が最も優れたシステムだと豪語していましたが、
現在何故かホームページにその言葉は見つかりませし、
今では全熱型を主としている点は不思議です。

考えを変えたら変えたで、何ら問題はありません。
朝令暮改は決して悪いことではありません。でも、ちゃんと
経緯を説明することって、大切じゃないでしょうか。

メーカーの言葉を信じて採用したお客さんは、どう思って
いるのかを考えるべきだと思います。

勿論、昔のシステムが悪いとかいいとかいうことでも
ありません。

私たちを含めて、企業たるもの、理念は非常に大切だと
思います。

まあ、人のことはさて置いて、私たちは今まで全熱型のものや
顕熱型のもののどちらも採用したことがあります。

トイレ等の換気も他の部屋と一緒に行えるという点や
メーカーのメンテナンスの体制がしっかりしてるという点、
連絡が密に取れる状況にあるという点で、現在は
顕熱型のものを多く使っています。

人間が人工的に作ったシステムは、常に矛盾を抱えている
ものです。自然のように全てがバランスしたシステムには
なり得ません。

お客さんは、換気システムの機能や性能ばかり気にされますが、
それよりも、そのシステムを維持管理していく仕組みの方が
余程大切なのではないでしょうか。


関連記事:熱交換型換気装置は、どっちがいいの?(1)
http://plaza.rakuten.co.jp/shizai/diary/201010170000/






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Last updated  2010年10月21日 11時16分26秒
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