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テーマ:家を建てたい!(10096)
カテゴリ:木のデザイン
![]() 木造住宅を支える木の柱。木造よりも鉄骨やコンクリートで 造られた建物の方がはるかに強いと思われる方も多いと思います。 果たしてそうか? 実験で野ざらしにしていたのでグレーに変色していますが、 写真に写っているのは、在来工法で使う3.5寸角(約9cm角)と 呼ばれる木材。 私たち2x4工法の輸入住宅で使う2x4材を2枚合わせたものと ほぼ同じ断面積になります。 0.09m × 0.09m = 0.0081平方メートルしかない3.5寸角の断面に 上から重しを載せて、どのくらい耐えられると思いますか? 何と、25トン。材種によっての違いもありますが、すごいですよね。 実は、木材は、このような圧縮の力に対するよりも 引っ張りの力に対する方が更に強く耐えるのです。 知ってましたか? 在来工法の木造住宅は、地震の際にホゾと呼ばれる接合部が抜けて しまったり、よじれてそこがバラバラになったりする為に倒壊を するのですが、2x4工法はそれが起こらないように構造用耐力合板を 外壁部分の2x4の柱材全てに張り付けて壁を1枚のパネルにして しまいます。(在来工法でもこれに習って、合板等を張る場合も あるようです) そして、その柱の間隔は、在来工法の910mmに対して、 日本の2x4工法では455mm、北米では406mm。 つまり、壁となる部分に細かく均等に材木を入れるのが 2x4工法の特徴でもあります。在来工法でもそうなのですが、 窓のような開口部を少なくして壁を多く取れば 2x4の家は強くなるのです。 また、2x4工法では、力が加わる部分に、2x4材を2~4枚 合わせて使うことも多いので、材積は、在来工法より15% 程度増えるとも言われています。ですから、木造の2x4輸入住宅は 頑強な構造と言えるのではないでしょうか。 木材は、地震の揺れに対して柔軟ですから、更に素晴らしい と私は思いますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年11月14日 15時00分12秒
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