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テーマ:家を建てたい!(9815)
カテゴリ:ドライウォール
ドライウォールを知らない工務店、手を抜きたいクロス屋さん、 彼らは石膏ボードの両はじ(エッジ)が殆ど四角のベベルエッジ というボードを使います。 私たち ホームメイドや欧米のビルダーたちは、そんなボードは 使いません。常にテーパーエッジの石膏ボードを使います。 ドライウォールの施工がスタートした岐阜市 N邸で、その ボードの写真を撮ってきましたので、お見せしますね。 ボードとボードとのジョイントの線が横に走っています。 これは、ドライウォールの基本中の基本、ボードを横張りしている からなんです。 そして、その両側に薄いラインが入っているのが分かりますか。 そう、ここからボードが凹んでいるという証拠です。 これくらいクッキリ見えるくらいですから、石膏パテも 相当量入ります。それは、このジョイント部分を強くする為の 専用の紙テープを入れる時の接着剤の役目を負わせることを 目的としているからなんです。 国産の化学石膏のパテと違って、欧米の天然石膏のパテは、 紙の繊維と化学反応を起こして一体化します。天然石膏ですから パテが乾くまで長い時間が掛かってしまいます。 時間短縮の為に、天然石膏のパテを使わないビルダーさんは、 紙のテープでなく、プラスチックのメッシュテープを使います。 予め裏に糊が付いたメッシュテープは、天然石膏のパテと 一緒に張るとその水分で剥がれてしまうからです。 だから、テープをボードに張ってから、化学石膏のパテを 上から入れるので、テープが全くパテと絡まないから意味が ないものとなってしまいます。 テーパーエッジのボードや横張り工法、天然石膏のパテや紙の専用テープ。 これらのどれを欠いても正しい施工とは言えません。 正しい施工は、美しい輸入住宅のインテリアを作る秘訣ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年06月14日 21時28分43秒
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