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テーマ:家を建てたい!(9811)
カテゴリ:レンガ積み(Brick)
写真は、窓下にボトムシルを取り付ける前のレンガ積み。 ボトムシルの幅に合せて、レンガがカットされているのが 分かりますね。面倒な仕事ですが、こういうディテールが 長く愛着を持ってもらう為には大切なんです。 さて、今回は、レンガとレンガとをつなぐ為のモルタル目地 についてお話ししましょう。 モルタルとは、セメントの粉と細かな砂、ライムと呼ばれる石灰、 そして水を混ぜることによって出来る接着剤のことを言います。 接着剤と聞くと、プラスチック系やゴム系のものを思い起こす 人が多いと思いますが、レンガやブロック、コンクリートを接着 する場合は、このモルタルが使われます。 このモルタル目地には、適当な幅があるというのをご存知ですか。 通常は、10~12mm程度で目地を作るというのがいいとされています。 目地の強度を上げたり、雨が内部に入り込まないようにしたりする為に ジョインターと呼ばれる目地押えを使って仕上げるのですが、この 道具は目地よりも若干大きめのものを使うというのも覚えておいて下さい。 ですから、20mmとか30mmとかといったあまりにも広い目地幅に するとジョインターで押えられないばかりか、レンガ積み自体の強度も 落とすことになってしまいます。 プラモデルで接着剤をたくさん塗っても、そこがすぐに取れてしまうのと 似ています。 モルタル目地は、あくまで接着する為のものであって、外壁の材料では ないのです。目地の幅を広くして、積みレンガの数を少しでも減らそう とするのは、大きな間違い。 そんなところでケチらないで下さいね。せっかくのレンガの輸入住宅が 台無しですから(笑) 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年09月24日 18時20分43秒
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