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テーマ:家を建てたい!(9815)
カテゴリ:輸入照明
新築時におうちの照明計画を、照明器具のショールームや 住宅メーカーのコーディネーターにお願いするのが一般的。 でも、その多くがメーカーのカタログに記載された畳数の 目安を基に照明器具を決めているのが殆どです。 写真の国産照明でも、「この照明器具は、~12畳まで」と いう記載になっていますよね。 ですから、これを見たインテリア・コーディネーターの多くは 10~12畳の部屋の天井ど真ん中にこれ1個を付けるように プランします。 白熱球60Wで8灯付くということですから、合計で480W になる計算です。そして、カタログにも10~12畳の部屋 (17~20平米)のところには400~500Wの明るさを 選ぶようにと書かれています。 さて、皆さん、これを本当に鵜呑みにしますか? マリオットなどの一流のホテルでこんな照明プランを しているでしょうか。いえ、こんな明るすぎる照明にしたら、 リラックスするばかりか落ち着かなくて仕方ありませんよ。 この目安は、オフィスや工場で作業をする時に必要な 光の量であって、人間にくつろぎを与える明るさではないのです。 私が12畳の空間をデザインするなら、40Wの電球が 5個付いた照明を天井から少し下げた位置に吊り下げます。 そして、外壁に面した壁に40Wのブラケットを2ヶ所 取り付けるでしょう。 そうすることで、光で部屋に強弱を持たせて、ムードのある デザインにすることが可能となるはずです。 こうした配置は、欧米では非常にスタンダードなもの ですが、電気配線やスイッチの数が増えたり、照明の 金額がかさむという理由だけで、一部屋に1個の照明を 付けるというのが当たり前になっています。 こんな陳腐なデザイン計画では、日本の家の価値が 上がるはずがありません。 勿論、照明器具自体のデザイン・センスも問題ですが、 如何にお部屋の雰囲気を格好よくするかに気を遣うことが 最も大切だと思います。 また、照明のシェードが上向きか下向きかでも 光の具合に違いが生じることも忘れてはいけません。 もしあなたが暗めのリビングで本を読みたいと思った としたら、私はこんな輸入のフロア・ランプをお勧めします。 ソファ・サイドにこれを立てて、ティー・カップや メガネ・ケースをガラス・テーブルの上に置いておきます。 シェードは下に広がっていますから、本の手元以外に 光が及ぶことはありません。ですから、自分の必要な場所 だけに必要な光を当てて、部屋の雰囲気を崩してしまう 恐れもないという訳です。 周りにいる家族への配慮を忘れないのも、お洒落な生活 スタイルだと思いませんか? また、インテリアのデザイン計画をするに当たり、 「色彩と光の選び方 by PARA PAINTS」をお読み頂ければ、 参考となるかも知れません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年10月11日 15時24分05秒
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