|
テーマ:家を建てたい!(9815)
カテゴリ:木のデザイン
内装(インテリア)に施工する枠材について、いろいろ お話ししていますが、今回は廻り子(Crown)について 書かせて頂きます。 窓やドアの飾り枠として用いるのが、ケーシング(Casing)。 そして、フローリングと壁との境に用いるのが、幅木 (Baseboard)というお話はご理解頂けましたでしょうか。 廻り子というのは、天井と壁との境に用いる飾り枠のことを 言うんですね。 最近、シンプル・モダンのおうちでは、この廻り子を付けないで 納める施工も多く見受けられますね。 それは、インテリアをシンプルに見せるという意図もありますが、 廻り子を取り付ける手間を減らすというコスト・ダウンの目的の 方が大きいのではないでしょうか。 実際、ここに廻り子を回さない施工だと、家が自重で下がって きたり、地震で家が動いたりすると、クラック(割れ)が入る リスクが大きくなるのです。 そういう割れが入っても、廻り子が回っていれば、見苦しい 割れを隠してくれます。(構造的な損傷で割れが入った場合は 問題ですが、この箇所では見た目だけの問題です) また、廻り子によって、部屋の輪郭がはっきりとしてくるので 部屋全体のフレームもしっかりしてくるという効果も期待 出来ます。ですから、納まりが悪い場合を除いて、廻り子は 回すべきだと思います。 そして、写真のように曲線を駆使した廻り子を取り付ければ、 その部屋の豪華さが一層増してくると言えるでしょう。 この廻り子のデザインですが、北米のモールディング・メーカー には数えきれないくらいの種類が存在します。 ですから、インテリアをシンプルなデザインにしたいという 場合でも全然大丈夫なんですよ。 これらの枠材ですが、無垢の木製のもの、MDFのもの、 国産のようにプラスチックのものやMDFに塩ビ・シートを 被覆したものなどが存在しますが、やっぱり無垢の木で 出来たものがいいですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年03月17日 13時53分06秒
コメント(0) | コメントを書く
[木のデザイン] カテゴリの最新記事
|