2015/08/11(火)10:38
カルチャード・ストーンと窯業系タイル
20年近く前に施工されたカルチャード・ストーンと窯業系タイル。
カルチャード・ストーンとは、コンクリートを石のような色や形に
デザインした張りものの外装材(人工石)。
そして、窯業系タイルは、焼きもののように釉薬を表面に塗って
焼き固められたタイルを言う。
どちらも構造体の外壁に張り付いている状態なので、外装材の
重量はそのまま構造体の負担となる。
この写真は、その2つの外装材が一緒に施工された外壁だが、
その取り合いの部分から割れが生じ始めている。
こうした状況を放置しておくと、そのうちカルチャード・ストーン
やタイルが剥がれて脱落する恐れがあるから、早めに補修する
必要がある。
また、カルチャード・ストーンは基本コンクリートの塊であるから、
含まれているカルシウム分が雨と一緒に外に出てくる。
(コンクリートは防水性がない為、雨が素材の中に染みてしまう)
見た目に格好いいカルチャード・ストーンやタイルだが、
外装材として使う場合は、状態に応じてメンテナンスしないと
剥がれて人に危害を与える場合もあるから要注意。
新築や家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。