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テーマ:家を建てたい!(9811)
カテゴリ:屋根材
20年近く前に施工されたスレート瓦。 スレート瓦とは、粘板岩で出来た天然スレートではなく、コンクリート の薄板に防水塗装を塗って作られた国産の屋根材です。 コンクリートは元来透水性があり、そのまま屋根に使えば風雨に曝され すぐに劣化してしまいます。 その為に防水塗料を塗ってコンクリート自体に水が染みないように している訳ですが、10~15年もすると塗装が剥げたり劣化したり してきます。 この屋根は、新築時から全く塗り直しをしていないらしいですから、 コンクリート自体に雨が染みて、少しの衝撃で割れが入ってしまいます。 ですから、所々屋根材が脱落して抜けた部分がありますし、クラックが 入った屋根材をコーキングなどで補修している箇所も見られます。 表面の屋根材自体は、実際に家を雨から守っている訳ではなく、その下地 となっているアスファルト・ルーフィングという防水シートが、屋根の 防水・防雨の役割を担っています。 この防水シートに不具合が起きない限り屋根の雨漏りは発生しない のですが、シートを太陽の紫外線や大気汚染から守っている屋根材が なくなってしまうと、そのリスクは高まってきます。 このように既に脱落等が見られる屋根の状態では、屋根材を一旦剥がして 新たな屋根材を施工する以外ありません。 塗り直しても、劣化した屋根材は次から次へどんどん割れてくるからです。 カラーベストと呼ばれるスレート瓦は、早めの塗り直しが肝心だという ことをお分かり頂けましたでしょうか。 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を いくつかご覧の上適否をご判断願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年12月31日 09時54分15秒
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