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テーマ:家を建てたい!(9813)
カテゴリ:木のデザイン
19年前に新築した輸入住宅のペラ・ウィンドウのケースメント。 (ケースメント・サッシは、このように横方向に開いていく窓です) ペラ(Pella)の輸入サッシの多くは、2枚のガラスの中に気密空間を 作ったペアガラスが採用されていますが、こちらのサッシは少し様子が 違っているようです。 よく見ると、室内側のガラスにはアルミのフレームが付いていて、その フレームにはラッチらしきものがありますね。 このラッチは、室内側のガラス・フレームを窓に固定したり、外したり する為に付いています。 つまり、ペアガラスのように気密性のある中空層を利用して断熱する のではなく、ガラスとガラスの間の空間を大きく取って、空気量で 断熱性能を上げようという二重窓ガラスのサッシなんですね。 この場合断熱性は若干落ちるかも知れませんが、ガラス内で内部結露が 発生しても内側のガラスを外して水分を拭き取ることが可能です。 もしそれがペアガラスで発生すれば、ペアガラスや建具(障子)ごと 交換しなければなりません。 ただ、この二重ガラスには欠点もあって、ガラスの間で結露すると 建具の木部フレームに染みが出来てしまうのです。 また、ここには小さな通気口が設けられているのですが、湿気や水分を 外に出す反面、逆に雨水等の侵入を促してしまう側面も持ち合わせます。 ですから、雨の後は常に窓を開けて、室内側のガラスも少しの間 外しておくという工夫をしないと、木の腐食の問題が発生しますね。 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を いくつかご覧の上適否をご判断願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年03月10日 10時22分25秒
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