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テーマ:家を建てたい!(9813)
カテゴリ:自然素材・摂理を考えた施工
こちらは、先日塗り直しを行った木製玄関ドアの塗り替え前の状況です。 紙ヤスリでサンディングしたので、玄関ドアに黄色い木の粉が付着して いますが、黒いドア枠の方はヘビのウロコのように劣化して細かく塗装が 剥がれています。 こうした状況では、新たな塗装をしても残った古い塗装が徐々に 下地から剥がれてきますから、あまりよくありません。 これは、枠材の木が呼吸作用をしようとして、塗装を破ろうとした結果 なんですが、元々通気性のない油性の塗料を使用したことが問題です。 そういう知識のない塗装業者さんが、雨を弾く油性塗料を使えばいい だろうと考えたのでしょうが、こうした間違いは頻繁に見受けられます。 ですから、私たちはパラペイントのような通気性のある安全な水性塗料を 使い、木の呼吸作用を妨げないようにします。また、パラペイントは ミクロの小さな穴が塗装面に明いていて通気を促すのですが、大きな 分子の水分は通しませんから、雨に対する防水性もいいのです。 どんなものに何を塗るか、そういった知識と経験は今の建築屋さん では分からない人が多いかも知れません。 だって、建築部材の殆どは、住宅に取付ける前に工場で塗装された 状態で出荷されますから、現場でのペンキ屋さんの仕事はなくなって きていますからね。 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を いくつかご覧の上適否をご判断願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年12月11日 12時56分19秒
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