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テーマ:家を建てたい!(9806)
カテゴリ:屋根材
先日、とある商業施設へ行ってきました。その建物には下屋が あって、手の届きそうな場所に屋根が来ていました。 ふと見ていると、私たちもよく使う屋根材のアスファルトシングル が張っているではありませんか。 そこで撮った写真が、こちら。 破風(はふ、ケラバとも言う)と呼ばれる屋根の端は、ガルバリウム 鋼板の鈑金材で納められています。 破風の部分は、屋根材の横面が露出しますから、雨が屋根材の下に 入り込むリスクが生じます。 特に重ね張りをするアスファルトシングルやカラーベストのような 薄い屋根材では、重なり部分に隙間が生じます。 そういう弱点をカバーする為に、こうした鈑金材で処理するという のは、極々普通のことではありますが、そうでない施工も見られます。 (北米では、ここにシングル材を下張りするケースもあります) 次に、鼻隠しと呼ばれる軒先部分ですが、こちらは通常のアスファルト シングルが1枚張られているだけでした。 一番下に見える鈑金材の上に、2枚薄い屋根材が張られているように 見えますが、実はベースとなる薄い材料の上に化粧のものが接着した 状態で1枚の屋根材という構成のものですから、屋根材は2枚では なく、1枚なんです。 アスファルトシングルの軒先の施工は、通常捨て貼り用のシングル材 (スターター)を下地材として取り付けてから、通常のシングル材を 重ね張りしなければなりません。 こうすることで、強風による雨の吹き上げ(雨漏り)等から屋根を 守ることが可能となります。 ただ、以前から申し上げているように、通常屋根材と言われて いる表面材は、防水を司る本来の屋根材ではありません。 その下に敷かれている下地材のアスファルトルーフィングが 屋根材としての防水機能を果たしていますから、これを如何に 太陽光や風雨からカバーしていくかが、アスファルトシングルの 役目となっているのです。 <関連記事>: 絶対ダメじゃないけど、・・・ (2018年8月24日) 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を いくつかご覧の上適否をご判断願います。また、 これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年09月12日 15時44分36秒
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