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テーマ:家を建てたい!(9811)
カテゴリ:家のメンテナンス
こちらは、アンダーセン(Andersen)社製グライダー(引き違いサッシ) 副開閉側のウェザーストリップ。 コーナー部分にウレタンで出来た連結部材が入っているのですが、 それが劣化して外れています。 また、建具(障子)の溝に差し込まれている部分が千切れて、 ウェザーストリップが外れて浮いています。 こういう状態では、ウェザーストリップは気密材の役割を果たせなく なっていますから、交換しないといけません。 こういう部材の多くは、塩化ビニール等の柔らかな樹脂で出来て いますから、10~15年程度で定期交換するのが普通です。 でも、日本のサッシではこうした気密材が使われていることが 少ない為、交換するという習慣が日本人にはありません。 ですから、古い輸入住宅ではこうした不具合がそのまま放置されて 窓からぶら下がっているといった光景も見受けられます。 普通に暮らしている分には、気密や断熱性能が下がって省エネ性能が 落ちるくらいのことですが、台風などの強い雨風の時は、少しの隙間 から雨が室内に入ってくることがあるかも知れません。 家を長く使っていく為には、常に正常な状態に保っていくことが 大切ですから、定期的にサッシのウェザーストリップも交換して おきたいものですね。 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、 現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの 皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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マイホームを購入するときはもう舞い上がって内装や家具や家電・・と
考えることが多いので、10年後15年後に発生するメンテのことまで気が回らないんですよね。 でも、いつかメンテが必要な日が来るわけですから、 こうやって啓蒙していただくのが大事だなあと思います。 日本家屋であっても部材や場所は違えども何かしらメンテは必要になりますから。 (2019年08月21日 15時03分19秒)
葉月 生さんへ
はい、新築時に目一杯の住宅ローンを組んで、教育費で大変な思いを している人に、10年経ったので外装の塗り直しや家のメンテナンスを しましょうと言っても、なかなか重い腰が上がらないのが実情です。 日本の住宅の場合、修理部品のサービス期間が10年程度だったり すると、修理は不能で全交換しか出来ませんなんてことになったり しますから、厄介なケースも出てきます。 勿論、輸入住宅でも建てた建築屋がサービスを止めているケースも ありますから、メンテナンスが出来ず放ったらかしで更に状況を 悪くすることが多いのです。 日本の場合、メーカーもお客様も長期的な視点で家づくりを考える 社会に成長する必要がありますね。 (2019年08月22日 09時55分53秒) |