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テーマ:家を建てたい!(9806)
カテゴリ:自然素材・摂理を考えた施工
神奈川のお客様からマーヴィン(Marvin)の出窓や勝手口ドアに 雨漏れがあるので、交換したいというご相談を頂きました。 確かに、ガラスの周囲から雨水が侵入したような箇所もあったのですが、 それだけではなさそうな感じです。 こちらの写真のように、台形出窓(ベイウィンドウ)の木製フレームや ボトムカウンター辺りにも雨漏れの痕跡がありました。 赤茶っぽい色をしているのは、お客様が雨漏れ対策に柿渋を上から 塗ったからのようですが、枠の中から染み出している水を室内側から 防水しても中に水が溜まってしまうだけですから、反って危険かも 知れません。 通常雨漏れは建具(障子)のガラス付近から発生するはずですが、この 写真を見る限り、建具の問題だけではなさそうです。 サッシだけでなく外観の写真もお送り頂いて、原因の一端が分かって きました。 それは、この台形出窓の上に伏せてある屋根。その写真は、次回の 記事でお見せしようと思いますが、屋根が出窓とほぼ接する形で 軒の出もなくつながっている状態です。 つまり、出窓の上に降った雨は、そのままサッシに伝わって下へと 落ちていくという感じです。 確かに、横殴りの雨がサッシに当たるという時もあるでしょうが、 上から降る雨でも常にサッシに伝ってくるというのは、異常な納まりです。 このような状態で同じサッシを入れ替えても、またすぐにトラブルが 発生するだけですから、欠陥のある設計自体に手を加えて納まりを改善 することが必要です。 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、 現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの 皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年07月29日 20時34分25秒
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