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テーマ:家を建てたい!(9806)
カテゴリ:家のメンテナンス
昨日、大治町にある輸入住宅のサッシ・メンテナンスを行ってきました。 様々な作業を行ったのですが、今日はその一つをご紹介しましょう。 写真は、2階のベランダに取り付けられたミルガード(Milgard)社製掃出し サッシの下枠レールの部分を写したものです。 シルバーのレールの周辺が黒ずんでいるのが分かります。 ここは元来白い樹脂で出来ていますから、こんなに黒くなることはありません。 こちらのおうちは、周囲を畑に囲まれており、周りの家も少し離れた位置に あることから、風当たりも少し場所です。 ですから、風に運ばれて細かな砂ボコリや排気ガスの油汚れなどが飛んできます。 また、南東からの台風の強い風雨が、このサッシを直撃します。 お客様曰く、台風や強い雨の時にサッシのレールに雨が溜まり、サッシ枠を 乗り越えて室内側に水が溢れてくるそうです。 普段、この部分を見ても水抜きの穴のようなものは見られないのですが、 実は金属レールを外すとサッシの両サイドに小さな水抜き穴が見えてきます。 そこから外に開けられたドレンホールへと雨水が流れていって、排出される という仕組みになっています。 サッシを開閉したりすれば、砂やホコリは自然と溜まっていく状況ですし、 戸車が付いたドアの下はどうしても僅かな隙間が明いてしまいます。 ですから、何も掃除しなければ、砂ボコリが徐々に下枠内に溜まっていき、 そのうちレール下の水抜き穴を塞いでしまいます。 その後、台風で雨が下枠内に吹き込んでくれば、自ずと雨が溜まってしまい 排出出来ない水が室内へとオーバーフローすることとなります。 輸入サッシが高性能な為に、高い気密性が反って雨を呼び込んでしまう ということはあるのですが、それに加えて日頃の掃除不足が台風の際の 大きなトラブルとなることを意識しなければいけません。 レールを外して掃除するとレールを曲げてしまう恐れもありますから、 素人の人にはお勧めしませんが、半年に一度レール枠だけでもきれいに して頂ければ、ある程度オーバーフローを防げるように思います。 勿論、水抜き穴が詰まってしまいどうしようもないという場合は、 私たちのような専門家に依頼して、分解掃除をしてもらうように して下さい。 あと、雨の当たりが頻繁だったせいか、ペアガラス内のスペーサーに ヒビ割れや錆びが出てきています。取り敢えず、ガラスの周囲等に防水 処理はしましたが、近い将来ペアガラスの交換が必要だと思います。 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、 現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの 皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年11月23日 12時35分22秒
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