ホームメイドの資材紹介 ~Home Made~

2020/11/24(火)15:12

ボウウィンドウの建具、修復完了

家のメンテナンス(1967)

先日、アルミクラッドのサッシを分解して、木枠とアルミ枠とが分かれた 状態にしたものを記事でご覧頂きました。 今回、新しいペアガラスを入れ直して、枠を組み上げて元通り復旧させた 建具がこちらです。 リッチモンド(Richmond)社のボウウィンドウに5枚入っていたケースメント の建具ですが、ご覧の通り美しく修理することが出来ました。 (まだ、修理が必要な建具は残り4枚ありますが・・・) 四方の枠を組み上げる時、ちゃんと対角線をみて組上げないと歪んだ四角に なってしまいますから、そういう細かな寸法もチェックしなければなりません。 勿論、一旦確認した寸法が狂わないように、コーナー部分にクランプを 当てて角度を決めた上で各部材を装着していきました。 今回、ガラスが曇ったということでペアガラスを交換することとなった訳ですが、 アルミクラッドのサッシで分解出来るものは少数です。 ただ、ガラスのみの交換が出来ないものは、建具自体をそのまま交換しなければ なりませんから、海外のサッシ・メーカーに依頼して製作してもらう必要が あります。 その分、時間も費用も多く掛かりますし、古い建具はゴミになってしまうので、 無駄も多いと思います。 ガラス交換する為には、窓枠からの取外し・開口部の雨養生・建具の分解・ ガラスの採寸・ペアガラスの調達・建具の組み直し・防水処理・木部防水塗装・ 窓枠への装着・窓調整といった具合に様々な手順や手間が掛かりますが、 ガラス以外は廃棄物が出ないという点ではエコではないでしょうか。 また、同じようなガラスのトラブルが出ないように、組み直ししながら雨対策 が出来るという点でも、安心感はあるかも知れません。 まあ、施工する私たちとしては、手っ取り早く建具を交換・修理が出来る方が 楽ではあるんですけどね。 勿論、メーカーが古い形式の交換用建具を作ってくれないという場合も ありますから、そういう時は今回のように手間暇掛けて作業する必要は ありますが・・・。 でも、こんなに時間を掛けて窓を直す業者は、国内でも殆どいない かも知れません。 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、 現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの 皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

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