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テーマ:家を建てたい!(9813)
カテゴリ:自然素材・摂理を考えた施工
こちらの輸入木製ドアは、上にバルコニーがあるものの建物の東面に位置して いて、周囲に雨や風を遮るようなものがない状況にありました。 塗装の知識がないお客様ですから、雨には油性の塗料が一番だろうと思い ホームセンターで塗料を購入して、ご自身でメンテナンスしていたようです。 こちらのドアは、アメリカ シンプソン(Simpson)社の外部用木製ドア ですが、塗装は至る処でめくれ、木肌はささくれて、室内から外の光が漏れる といった状態にまでなってしまいました。 木製ドアを屋外用として使う場合、上に屋根やヒサシがあることは必修ですが、 それと同時に雨が当たりにくい北向き又は西向きの場所に設置することが 大切です。 また、木製ドアの防水について、このお客様同様油性の塗料がいいと思われる 方が多いと思いますが、油性塗料では木の呼吸作用を阻害してしまい、 呼吸をしようと木が塗膜を剥がしてしまうという現象が起こります。 木に優しい自然オイル系の塗料を使ったり、キシラデコールのような防腐塗料を 使ったりする人もいますが、こうしたものの防水性が維持される期間は、 非常に短かかったりします。 私たちは、木の呼吸作用を阻害しないばかりか、2度塗りすれば耐久性・耐水性が 5年以上となる100%アクリルで出来たパラペイント ティンバーケアをドアや ウッドデッキ、木製サッシなどに塗るようにしています。 塗膜には無数のミクロの穴が明いていますから、分子の小さな空気は通しますが、 分子の大きな水は通さないですし、混ぜ物がしてある安ものの国産アクリル塗料 と違って、長くいい塗装の状態を維持出来ます。 こうなってからティンバーケアをいくら塗っても遅いですが、新築時やまだ 木肌が悪くなっていない状態でしたら、その効果は絶大です。 とは言っても、塗装が一生持つものではありませんから、環境によって塗装の 劣化が早いようなら、適宜塗り直しをすることをお忘れなく。 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、 現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの 皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年12月03日 15時11分00秒
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